ソフテニ姉さん(@yuritenigon43)への質問を募集しています! softtennis.mag@bbm-japan.com まで(件名「姉さんに相談」、本文に相談内容、年齢or学年、ペンネームを書いてください)。中高の部活生はもちろん、大人のプレーヤー、先生からの質問もOK! すべての質問に答えられるかは分かりませんが、なるべくみなさんのお悩みに寄り添っていきたいと思います!
今年ソフトテニス部を引退した高校3年男子です。
最後の大会で自分の力を出せずに負けてしまって、それ以来自信があまり持てない中、ソフトテニスをしています。インターハイ出場を目標に練習を積んできたので、出られずに終わってしまい、不完全燃焼でした。
引退してからも目標を切り替えてソフトテニスを続けていきたいのですが、なかなか自信が持てません。どのような考え方や行動をしていれば自信がつくと思いますか?
ソフテニ姉さんの考えを聞きたいです!
クロワッサン(仮名)
実は私も2か月間、無気力状態になりました
ご相談ありがとうございます。ん~なるほど…たくさんの練習や努力を重ねて挑んだ試合。頑張った分、悔しさも残りますよね。
実は私も高校時代、目標の戦績を残せずに終わってしまいました。さらにその後、志望していた大学に落ち、2か月間、無気力状態に…。クロワッサンさんが自信を失う気持ち、分かる気がします。
さて、質問者さんの「目標を切り替えてまたソフトテニスをしたい」と思っている気持ちは本当に素晴らしいと思います! その前向きさを今後の具体的な行動につなげていくために1つ提案があります。
発想を転換して「失ったもの」を考えるのではなく「得られたもの」を見つけてみましょう。
出られなかった悔しさや後悔は隅に置いて『インターハイまであと一歩のところまで頑張れた経験』は、あなたに何をくれましたか?
頑張れた理由は何でしたか?
素敵な思い出は?
仲間や家族は?
自分にポジティブに問いかけてみてください。
悔しさや悲しさは自分をつくる糧です
考えるだけでは忘れやすいので、ぜひ紙に書いてみてください。まず始めは感情を素直に書き出してみると良いと思います。そのあとに「どうして? なぜそう思うのか?」という自問自答を繰り返してみましょう。自己分析にもなるので、受験や就職活動などでも役に立つと思います。
自分の心の声を見つける作業を繰り返してみて、実は価値ある経験を得ていたと気づけたとき、改めてソフトテニスに向かう気持ちになれるのではないかなと思います。
中学や高校時代の部活動には、勝ち負け以上に、その経験から何を学んだかを考えることがとても大切です。経験の裏にある価値に気づくことが次のステップアップにつながるからです。
悔しさ悲しさは、終わってみれば自分自身をつくっていく糧になります。これから、この経験が活かされる場面に出会っていくと思います。だからまずは、「得た経験」をたくさん集めてみてください。
「あれ? ちゃんと頑張ってたし、いっぱい得たものがある!」
そう思えたら、きっと大丈夫。その経験を糧にこれからも自信を持って過ごしていきましょう^_^
春の門出までちょっと早いけれど、3年間ソフトテニスを頑張ってくれて、本当にありがとう!
文◎ソフテニ姉さん(本山友理)
本山友理
長崎県生まれ。身長170cm、右利き、前衛。精道中→中村学園女子高→法政大。中学からソフトテニスを始め、高2時にインターハイ個人出場&選抜8強、高3時にインターハイ個人出場&団体8強。大学在学中からモデルとしてキャリアをスタートし、現在はパラスポーツを盛り上げる活動をしている。