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【全日本インドア】今週もヨネックスがアベック制覇!林田/柴田、森田/黑木が優勝

「カット系など、これまで苦しめられたところを何とか返せた」と黑木は高橋/半谷との戦いを振り返った

2月3日(日)、丸善インテックアリーナ大阪にて『第64回全日本インドア選手権大会』が行われた。男子12ペア、女子11ペア(棄権1)が参加して、3チーム総当たりの予選リーグを経て、4ペアが決勝トーナメントに進出。その戦いを制したのは、男子が林田和樹/柴田章平(ヨネックス)、女子は森田奈緒/黑木瑠璃華(ヨネックス)だった。先週の東京インドアに引き続き、ヨネックス勢のアベック優勝に終わった。

女子は森田/黑木が決勝戦で昨年優勝の高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)を逆転で下した。黑木にとってどうしても負けられない試合だった。ペアの森田が公式戦最後の試合となるからだ。

先に2Gを許すも、「泥臭くプレーするだけでした。我慢して、チャンスをうかがう」と森田。黑木がコートを幅広く動き、じわじわとペースをつかむ。終盤のゲームはすべて紙一重だったが、勝ちたい気持ちが少し上だった。

「仲間、コーチ、家族などいろんな人に支えられてきました。すべに感謝したい」と森田は笑顔で締めくくった。

昨年度からペアを組むが、2019年に入り、2人の長所が上手く噛み合い始めた

一方男子は、ちょうど1週間前に初優勝した林田/柴田。予選では一度も勝ったことのない丸中大明/長江光一(NTT西日本)に競り勝ったが、さらに攻撃力がアップした印象だ。ファーストサービスが決まり、主導権を握る。準決勝、決勝ともに先にポイントを重ね、試合を支配していった。

「先週の優勝が自信になりました。まだまだ柴田さんに支えられている面はありますが、今日もサービスから攻めていけた」と林田。

終盤、G4-1とリードしたあたりから林田がケイレンのピンチもあったが、何とか気持ちで乗りきり、2週連続優勝を飾った。柴田は2年ぶり2回目の優勝となった。

 

林田和樹/柴田章平 ⑤-2 船水颯人/上松俊貴

内本隆文/内田理久 ⑤-4 中本圭哉/鈴木琢巳

林田和樹/柴田章平 ⑤-2 内本隆文/内田理久

 

森田奈緒/黑木瑠璃華 ⑤-3 田辺恵理/小林美咲

高橋乃綾/半谷美咲 ⑤-2 笠井佑樹/尾上胡桃

森田奈緒/黑木瑠璃華 ⑤-3 高橋乃綾/半谷美咲

 

 優勝:林田和樹/柴田章平(ヨネックス)

 2位:内本隆文/内田理久(早稲田大)

 3位:船水颯人/上松俊貴(早稲田大)、中本圭哉/鈴木琢巳(福井県庁)

 

 優勝:森田奈緒/黑木瑠璃華(ヨネックス)

 2位:高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)

 3位:笠井佑樹/尾上胡桃(日本体育大)、田辺恵理/小林美咲(どんぐり北広島)

 

 

文◎福田達 写真◎早浪章弘

 

 

 

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