選抜Vの北野、小倉から東北高の後輩へ「勝ちを意識しすぎず、自分のプレーをすれば結果はついてくる」
第44回全日本高校選抜大会◎3/28-30愛知県豊田市・スカイホール豊田
昨年の全日本高校選抜で4年ぶり5度目の優勝を果たした東北高(宮城)。昨年のメンバーは卒業したが、3月20日に行われた『第53回全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会』男子団体で3位に入り、今年も優勝候補の一角を占める。私学選抜の会場に来ていた選抜Vメンバーの北野亮介、小倉輝に、連覇がかかる後輩への応援メッセージをもらった。
北野亮介(4月からワタキューセイモア)
右利き/後衛。西郷ジュニア→西郷一中→東北高。2015年全中個人を制し(/鈴木竜弥)、2017年の天皇杯で16強入り。昨年の選抜V。東北高1年後衛の北野敦貴は弟。
小倉輝(4月から立教大)
右利き/前衛。浦和むつみジュニア→芝中→東北高。檜山遥斗とのダブルフォワードで選抜決勝では3番勝負を制し、優勝の立役者に。
兄から見た弟「1、2か月前より成長している」
――1年生後衛の北野敦貴選手は兄から見てどんな選手ですか。
北野 久々に見たんですけど、1、2か月前より全然成長していて、この大会(私学選抜)は楽しみです。ラリー力があるので、そこで前衛がうまく絡めれば、今日みたいな大会でも上にいけるかな(結果は団体3位)。
――兄弟の仲は良いんですか?
北野 そんな…。
小倉 仲いいじゃん(笑)。
北野 (笑)、まあでも、お互いテニス選手としてしっかり刺激をもらっています。
――去年、東北高校は選抜で優勝しました。2人にとって選抜はどんな大会でしたか?
小倉 会場(日本ガイシホール)が広くて、どうやってのまれないように、自分らしく戦うかが大事かなと思います。僕はそんな緊張しなかったので、試合に集中できればいいプレーができるかなと。
北野 スカイホール豊田もそうだと思うんですけど、人が多い割に面数が少ないので、見られて緊張する。そういう環境で、力を出しきれない中でも、自分のいいプレーというものがあると思うので、それをどれだけ早く見つけられるか。早く自分のテニスをできた方が勝つのかな、と思います。
――後輩たちへの応援メッセージを。
小倉 あまり勝ちを意識せず、自分のプレーをしていけば結果はついてくるものなので、サポートしてくれるチームメートやスタッフ、監督に感謝しつつ、それをコート内で出す。自分らしくテニスをすれば、悔いのない結果になると思います。
北野 あんまり気を張り過ぎず、あえて楽な気持ちでやれば、自分の力がうまく出せると思います。2連覇できるように期待します。
取材・文◎内田麻衣子 写真◎BBM、宮原和也(全日本高校選抜)、大賀章好(私学)