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選抜Vの北野、小倉から東北高の後輩へ「勝ちを意識しすぎず、自分のプレーをすれば結果はついてくる」

北野亮介(左)、小倉輝(右)。私学選抜大会の会場へ応援に来ていた

 昨年の全日本高校選抜で4年ぶり5度目の優勝を果たした東北高(宮城)。昨年のメンバーは卒業したが、3月20日に行われた『第53回全日本私立高等学校選抜ソフトテニス大会』男子団体で3位に入り、今年も優勝候補の一角を占める。私学選抜の会場に来ていた選抜Vメンバーの北野亮介、小倉輝に、連覇がかかる後輩への応援メッセージをもらった。

北野亮介(4月からワタキューセイモア)
右利き/後衛。西郷ジュニア→西郷一中→東北高。2015年全中個人を制し(/鈴木竜弥)、2017年の天皇杯で16強入り。昨年の選抜V。東北高1年後衛の北野敦貴は弟。

小倉輝(4月から立教大)
右利き/前衛。浦和むつみジュニア→芝中→東北高。檜山遥斗とのダブルフォワードで選抜決勝では3番勝負を制し、優勝の立役者に。

兄から見た弟「1、2か月前より成長している」

――1年生後衛の北野敦貴選手は兄から見てどんな選手ですか。

北野 久々に見たんですけど、1、2か月前より全然成長していて、この大会(私学選抜)は楽しみです。ラリー力があるので、そこで前衛がうまく絡めれば、今日みたいな大会でも上にいけるかな(結果は団体3位)。

私学選抜では団体3戦全勝(/岡安龍貴)、個人準優勝。1年ながらエースとして躍動する北野敦貴。東北高では兄と1年間一緒にプレーした。ストローク力があり、配球で相手を揺さぶる

――兄弟の仲は良いんですか?

北野 そんな…。

小倉 仲いいじゃん(笑)。

北野 (笑)、まあでも、お互いテニス選手としてしっかり刺激をもらっています。

――去年、東北高校は選抜で優勝しました。2人にとって選抜はどんな大会でしたか?

小倉 会場(日本ガイシホール)が広くて、どうやってのまれないように、自分らしく戦うかが大事かなと思います。僕はそんな緊張しなかったので、試合に集中できればいいプレーができるかなと。

北野 スカイホール豊田もそうだと思うんですけど、人が多い割に面数が少ないので、見られて緊張する。そういう環境で、力を出しきれない中でも、自分のいいプレーというものがあると思うので、それをどれだけ早く見つけられるか。早く自分のテニスをできた方が勝つのかな、と思います。

――後輩たちへの応援メッセージを。

小倉 あまり勝ちを意識せず、自分のプレーをしていけば結果はついてくるものなので、サポートしてくれるチームメートやスタッフ、監督に感謝しつつ、それをコート内で出す。自分らしくテニスをすれば、悔いのない結果になると思います。

北野 あんまり気を張り過ぎず、あえて楽な気持ちでやれば、自分の力がうまく出せると思います。2連覇できるように期待します。

高校生でダブルフォワードに取り組み、選抜優勝を決めた小倉

昨年の選抜はペアが負傷明けで本調子ではないながらも、チームを支えた北野


取材・文◎内田麻衣子 写真◎BBM、宮原和也(全日本高校選抜)、大賀章好(私学)

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