3月21日からハードコートの四日市テニスセンターにて、全日本ナショナルチームの男子合宿が始まった。2019年度の最大の目標は秋の世界選手権。5月5、6日、同じ四日市テニスセンターで行われる代表予選会に向けてのサバイバルが始まった。
中堀成生監督が合宿初日に話したのは「オールラウンダーになれ」。ダブルフォワード、雁行陣などにこだわらず、状況に応じて、判断して陣形を変えて戦うことが世界では必要とされている。昨年のアジア競技大会の中華台北戦で、増田健人/上松俊貴がそういう戦い方で相手のエースペアに完勝したように、多くの引き出しが求められるようになってきた。実際に今合宿では、雁行陣だけで戦ったり、前衛、後衛を入れ替えたり、いろんな状況を設定して、経験を積んでいる。
日本代表メンバーは、5月の代表予選会で優勝ペアの2名が決まり、全日本シングルスの覇者も内定する。世界選手権の代表枠は6名なので、残り3名は推薦で5月下旬の合宿までに決定されるが、代表予選会と全日本シングルスの優勝者が同じケースもあり、その場合は推薦4名となる。
取材◎福田達 写真◎川口洋邦