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【選抜】総合力で3連覇を狙う三重、超強力な中国3チーム、平成最後の春は混戦必至~女子プレビュー

左上から時計回りに、就実の奥田/藤原、三重の藤城、山陽女子の長谷川/立花、埼玉平成の赤川

 いよいよ明日、『第44回全日本高校選抜ソフトテニス大会』が愛知県豊田市・スカイホール豊田で開幕する。2019年3月28日(木) ~ 30日(土)の3日間、女子36校の頂点に立つのは? 女子のプレビューをお届け。

第44回全日本高校選抜大会
3/28(木) 9:50~ 1、2回戦
3/29(金) 9:20~ 2、3回戦
3/30(土) 9:20~ 4回戦、準決勝、決勝

愛知県豊田市・スカイホール豊田
愛知県豊田市八幡町1-20(名鉄三河線「豊田市」駅より徒歩15分)

女子プレビュー

 インハイVの昇陽がまさかの予選敗退を喫し、関東で埼玉平成、東海で鶯谷、四国で聖カタリナ学園、九州で延岡学園が初優勝を遂げるなど、女子は各地で勢力図が入れ替わった。

 東海予選で三重を破った鶯谷は、昨年インハイ3位メンバーの桐山/木下、河村/永田を軸に力を蓄え、アゼリアカップでも3位入賞。昨年の8強超えを狙う。同じ右上のヤマで対抗馬となりそうなのが激戦の中国予選連覇の山陽女子だ。昨年は1年生の編成で13年ぶりの出場ながら3位に。インハイ個人準Vの長谷川/立花も含めほぼ全員が全中Vを経験しており、高校シーンで花開く日も近い。

 左下のヤマには、インハイ3位の須磨学園、関東予選で文大杉並を破った埼玉平成、初出場の延岡学園、アゼリアVの就実、インハイ準Vの北越と、勢いのあるチームがそろった。中国3位の就実は、1年・奥田/藤原がチーム力を底上げし、私学選抜でも頂点に。1回戦からの登場をアドバンテージにして、波に乗るかもしれない。

 中国2位、アゼリア準Vの修大附鈴峯は右下のヤマに入った。ここも激戦区で、近畿予選5連覇の和歌山信愛、U-17を4人擁する文大杉並、北信越1位の高岡西、豊田市が地元でアゼリアと私学3位の豊田大谷と、4強決めにたどり着くまで、タフな戦いになる。

 第1シードは三重。予選は3位だったが、藤城、勝田、浪岡と昨年の優勝メンバーが残り、東海予選の個人戦では浪岡/藤城がVと、今年も総合力で3連覇を狙う。予選で昇陽を破った福知山成美、四国1位で初出場の聖カタリナ学園、北海道1位の札幌龍谷学園、東北予選3連覇の東北が立ちはだかるだろう。

 初出場は千葉黎明、聖カタリナ学園、延岡学園だが、前述の通り、2チームは予選で頂点に立っており、上位進出の可能性も十分ある。平成最後の春、何かが起こるかもしれない――。

28日(木)対戦カード
●1回戦
金沢学院×福知山成美
とわの森三愛×熊本中央
就実×焼津
相洋×八戸工大一

●2回戦
札幌龍谷学園×国本女子
熊本工×東北
須磨学園×脇町
京都光華×浜松商
延岡学園×羽黒
明豊×埼玉平成
白鷗大足利×山陽女子
盛岡誠桜×尽誠学園
文大杉並×高岡西
大村×豊田大谷
中村学園女子×修大附鈴峯

全日本高校選抜2019男子出場校名鑑
全日本高校選抜2019女子出場校名鑑


写真◎川口洋邦 協力◎全国高体連ソフトテニス専門部 文◎編集部

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