毎年3月に三重県伊勢市で開催されている、都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会。区切りの第30回大会となる今年、27日に1日目の競技が行なわれ、伊勢市市営庭球場では男子の個人戦(ダブルス、シングルス)が開催された。
ファイナル競り合いを制す
144ペアが出場したダブルスの決勝(7ゲームマッチ)では、山下琥太郎/菊山太陽(和歌山・西和中)と、野口快/黒坂卓矢(埼玉・芝東中)が激突。第1Gを取った野口組が常に先行する展開となったが、山下組がその都度追いついてファイナルへ。ここでは山下組が序盤からリードを奪い、⑦-3で競り合いを制して頂点に立った。
96人が出場したシングルスの決勝(7ゲームマッチ)は、木村颯(山口・久保中)と宮本颯人(福岡・高田中)の顔合わせに。第1Gを取った木村に対し、宮本も続く2Gを奪って逆転したが、その後は木村が巻き返し、逆に3G連取で逆転勝利。山口県勢のシングルス優勝は昨年の武市大輝(下松中)に続き、2年連続となった。
なお、28日は同じく伊勢市市営庭球場で女子の個人戦(ダブルス、シングルス)が行なわれる。
男子ダブルス
優勝:山下琥太郎/菊山太陽(和歌山・西和中)
2位:野口快/黒坂卓矢(埼玉・芝東中)
3位:高橋拓己/上田泰大(新潟・巻東中)
岩田晧平/金澤 慧(埼玉・松山中)
男子シングルス
優勝:木村颯(山口・久保中)
2位:宮本颯人(福岡・高田中)
3位:関川結斗(山形・長井北中)
高田淳貴(埼玉・植竹中)
取材・文・写真◎石倉利英