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2019.03.28

【高校選抜】男子・大同大大同が岡山理大附をファイナルで破る。女子は関東王者の埼玉平成が粘り勝ち3回戦へ

第44回全日本高校選抜大会◎3/28~30 愛知県・スカイホール豊田

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大同大大同の1年生前衛、安井碧葉。気持ちの入ったプレーが魅力だ

 3月28日、愛知県豊田市のスカイホール豊田で第44回全日本高校選抜が開幕した。初日は1回戦すべてと、2回戦の途中までを消化。最後まで競った試合が多く、敗れても貴重な経験となった。

 男子では、地元愛知の大同大大同が岡山理大附を②-1で破った。1番を0-4で落とすも、2番を4-0とすると、最後はファイナルの激闘を1年生の前衛・安井碧葉が決めて3回戦に進出した。

「最後は決めて、ミスしての繰り返しでしたが、選手たちにとってはいい経験になりました。ベスト8に入りたい」と大同大大同の井口雅之監督は明日の戦いに期待を込める。

尽誠学園の1年生後衛、米川結翔。最後は冷静に戦い抜いた

 女子は初めて関東王者として臨む埼玉平成(埼玉)が明豊(大分)との3番勝負のファイナルを粘り勝った。最後は劣勢な場面もあったが、しのいで、白星を引き寄せた。

「最初を落として2番で赤川友里奈/小林さくらが流れを変えてくれた。大きな舞台で、せっかく関東の1番として戦えるので、これをいい経験にしてくれれば」と埼玉平成の今村昌司監督。

 敗れた明豊も手応えはあるはずだ。昨年、全員1年生で戦った経験が生きてきた。「3番も最後は敗れましたが、形になりつつあります。まだ少し気持ちの差がある」と吉良洋介監督。

3番勝負の終盤に2年生の後衛、桑山未来が決め、ベンチは歓喜

明豊の真島千奈は気持ちの入ったプレーを続けた

選抜デビューした文大杉並の庄司琴里(右)。序盤は緊張からかミスが続いたが、中盤から本来のプレーを披露して、勝利に貢献した

 明日29日は、2回戦の残り試合でシード校も登場して、8強まで決まる。 

男子結果

1回戦

新田②-1熊本工

長野俊英0-③高崎商

神辺旭②-1学法石川

美濃加茂②-1和歌山北

●2回戦

三重③-0旭川実

霞ヶ浦②-1都城商

尽誠学園③-0駒大

鹿児島商②-1宇都宮短大附

岡崎城西③-0東福岡

秋田北鷹0-③能登

大同大大同②-1岡山理大附

文徳②-1市尼崎

大牟田0-③とわの森三愛

松江工③-0明徳義塾

木更津総合②-1高岡商

 

▼女子結果

●1回戦

金沢学院1-②福知山成美

とわの森三愛0-③熊本中央

就実③-0焼津

相洋②-1八戸工大一

  • 2回戦

札幌龍谷学園②-1国本女子

熊本工0-③東北

須磨学園②-1脇町

京都光華②-1浜松商

延岡学園0-③羽黒

明豊1-②埼玉平成

白鷗大足利0-③山陽女子

盛岡誠桜1-②尽誠学園

文大杉並③-0高岡西

大村1-②豊田大谷

中村学園女子②-1修大附鈴峯

 

取材◎福田達 写真◎矢野寿明