三重県伊勢市で開催されている、第30回都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会。28日は2日目の競技が行われ、伊勢市市営庭球場では女子の個人戦(ダブルス、シングルス)が開催された。
シングルスは馬渕が粘って最後は振り切る
前日の男子と同じく144ペアが出場したダブルスの決勝(7ゲームマッチ)では、石山実来/渡邉彩楽(新潟・巻東中)と、斉藤愛/向畑奈々未(大阪・昇陽中)が対戦。準決勝で同じ昇陽中の小西那冬/小林恋々との同士討ちを制した斉藤組が、第1Gを取って好調に滑り出したものの、準決勝も第1Gを取られながら逆転して勝ち上がった石山組が、ここでも第2G以降に巻き返し、4G連取の逆転で頂点に立った。
やはり男子と同じ96人が出場したシングルスの決勝(7ゲームマッチ)は、馬渕詩(岐阜・大野中)と佐藤心美(群馬・桂萓中)の激突となった。第1Gを取った馬渕に対し、準決勝はG1-3からまくって勝ち抜いた佐藤が第2Gから反撃に転じ、G3-2とリード。しかし馬渕が粘ってファイナルに持ち込み、最後は⑦-1で振り切って日本一に輝いた。
女子ダブルス
優勝:石山実来/渡邉彩楽(新潟・巻東中)
2位:斉藤愛/向畑奈々未(大阪・昇陽中)
3位:小西那冬/小林恋々(大阪・昇陽中)
市町煌理/横山心花(山形・酒田第三中)
女子シングルス
優勝:馬渕詩(岐阜・大野中)
2位:佐藤心美(群馬・桂萓中)
3位:三橋さくら(東京・文大杉並中)
前田梨緒(兵庫・飾磨東中)
取材・文・写真◎石倉利英