全日本高校選抜大会男子3回戦、地元愛知県の岡崎城西が強豪上宮(大阪)に快勝し、ベスト8進出を決めた。コート上の選手と応援席が一体となった戦いぶりは、地元ならではの勢いを感じさせる。上宮戦後、佐井悠馬キャプテンに話を聞いた。
元気と勢いと激しさが継続できた
――上宮に勝利してベスト8進出を決めた感想は。
牧(知秀)監督から『日頃の小さいことが本番につながる』と常に言われてきて、チームのみんなで話し合って日頃の取り組みを重視してやってきたことが出せたと思います。また、試合に出られない応援組がすごくがんばって声を出してくれたのも、とても大きかったです。
――地元というのは意識しますか。
そんなに意識はしないですけど、大会スタッフの方々が通りかかった時などに声をかけてくださるので、『がんばらないと』と思うことは多々あります。
――キャプテンから見て、今年のチームはどういう特徴がありますか。
元気と勢いと激しさがあって、そこが出ている時はいいんですけど、まだなくなることも多い。今日はそこを継続できたのがよかったです。
――ベスト8まで来たことは、チームにとって自信になると思います。
すごく大きいと思います。(会場のスカイホール豊田は)学校から車で30分くらいの距離で、ここで練習することも多いので、それも大きかったです。
――この先、さらに大事な意味を持つ戦いが待っています。明日への意気込みを。
明日の相手は尽誠学園で、すごく勢いのある高校なので、さらにチーム一丸となって、こっちが向かっていくテニスをやりたいと思います。
――夏に向けてという意味でも、明日の戦いは大事になる。
まだ全国で優勝したことがなくて、みんなで全国優勝しようと声かけをしています。それを達成できるように、今後いろいろあると思うんですけど、そこまで含めてがんばっていきたいと思います。
取材・文・写真◎直江光信