令和最初のインターハイは宮崎県宮崎市の生目の杜運動公園で開催される(男子は7月25~28日、女子は7月29日~8月1日)。その予選が各地でスタートした。
準々決勝は3番勝負に
◎決勝(男子団体)
東北②-0聖ウルスラ
宮城県インターハイ予選(団体)は、6月1日(土)、2日(日)に仙台市青葉山公園庭球場で行われ、男子は東北が19年連続20回目の優勝を決めた。
選抜準優勝を遂げ、今大会優勝候補筆頭の東北だが、準々決勝の大河原商戦は大きな山場となった。1番のキャプテンペア・佐藤壮/堀大晟が齋藤幹太/大浦俊輔のガッツあふれるプレーに押されて先勝を許す。ギャラリーがぐるりとコートを囲み、緊迫した空気が漂ったが、2番の北野敦貴/岡安龍貴が落ち着いた試合運びでタイに戻すと、最後は陣形を巧みに変化させる白鳥怜/星柊也が3番勝負を制した。
準々決勝で窮地に追い込まれた東北はそこから見事に立て直し、準決勝、決勝とストレートでインハイ切符を獲得した。
ベンチに入った吉田美紀監督は「向かってこられたり、研究されているやりづらさの中で、選手はいつも通りのプレーをすることの難しさを感じたはず。準々決勝は2、3番が流れを引き戻してくれたし、負けた佐藤/堀も準決勝、決勝といい試合をしてくれました」とチームワークでの勝利を強調。今大会でより一層絆を強めた東北が、真夏の頂点を目指す。
【男子団体】
①東北
②聖ウルスラ
③東北生文大
③白石
①東北
②聖ウルスラ
③東北生文大
③白石
写真◎福地和男 取材◎井口さくら