令和最初のインターハイは宮崎県宮崎市の生目の杜運動公園で開催される(男子は7月25~28日、女子は7月29日~8月1日)。その予選が各地でスタートした。奈良県予選(男子団体)は、6月8日(土)、9日(日)に明日香庭球場で行われ、男子は高田商業が31年連続51回目の優勝を決めた。
◎決勝(男子団体)
高田商業②-0生駒
高田商業は、準決勝では奈良を、決勝では生駒を破って優勝。ベンチ入りメンバー全員が出場するなど層の厚さを示して、まずはインターハイ出場権を手にした。
春の全国選抜は優勝したが、高田商業の紙森隆弘監督は「それは忘れて新たなスタート」と位置付けた。夏を勝つためには足りないものがまだまだあるからだ。この日の決勝戦では、1番で出場した中別府凌/西田駿人が生駒の大将ペア、平本一真/松本大佑にG1-3とリードを許す。何とかファイナルに持ち込んだが、そこでも先行され1-3。最後は逆転で先勝したが、終盤まで相手ペースで試合が流れた。
「(序盤は)少し迷いがあり、思いきりいけなかった。個人的には課題が出た試合」と西田。
ただ、山本大陸/池口季将は逆に迷いがなく、2人で一本を貫いた。攻める姿勢が伝わるような内容で勝利。インターハイ連覇のチャンスを得た。
昨年のインターハイVを経験している池口主将は、「本番ではサービス&レシーブが鍵になると思います。しっかり準備して臨みたい。あとは、まだガッツが足りない」と話した。気持ちで引っ張れる選手が本番では力になるのだ。
【男子団体】
①高田商業
②生駒
③奈良
③大和広陵
取材・文◎福田達 写真◎前島進 協力◎奈良県高体連専門部