7月4日から三重県の四日市テニスセンターにて、日本代表合宿が始まっている。男女各6名の選手が集まり、世界選手権と同じサーフェスのハードコートで多くの時間を費やす。特に、カットサービスなどハードコートでの練習が必要な技術は入念に繰り返されている。
昨年のアジア競技大会団体戦で金メダルを獲得した女子。昨年のメンバーに島津佳那が加わった6名だが、斎藤広宣監督は新たな出発を強調する。「昨年の金メダルは終わったこと。韓国も新たなメンバーになっています。フィジカル強化は継続しながら、次のステージに進みたい」と話す。
男女とも個人戦のエントリーに頭を悩ませるが、まずは男女が集まる合宿でミックスダブルスのメンバーを決めたいと言う。昨年は林田リコ/上松俊貴が銅メダルを獲得したが、もっとやれそうな分野でもある。「まずミックスダブルスのエントリーを決めたい。今回はシングルスに加えダブルスもあるので、誰をどう起用するか」と男子の中堀成生監督。
なお、個人戦のエントリーはシングルス、ダブルス、ミックスダブルス各2となっている。チームは9月に2回目の合宿を行い、国体、全日本選手権を経て、世界選手権が行われる中国・浙江省の台州市に入る予定だ。
取材◎福田達 写真◎毛受亮介