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【インハイ】地元インハイで奮闘した藤江斗亜/津曲宥輔(宮崎南)「力は出しきれた」

地元インハイで全力プレーを見せた藤江(左)/津曲

 7月25日(水)から8月1日(木)にかけて、ソフトテニスのインターハイが宮崎県宮﨑市の生目の杜運動公園テニスコートで開催されている。26日は316組がエントリーした男子の個人戦が始まり、27日までの2日間で優勝を争う。

地元で初の全国大会出場

 開催県の宮崎からは団体戦が2校、個人戦は8組が出場。団体戦に出場するのは都城商業と延岡学園で、個人戦も両校から計6組が出場するが、個人戦のみの出場となったのが新名弘季/児玉将太郎(宮崎大宮)と、藤江/津曲(つまがり)だった。

 飯田幹也/茂野大河(茨城・鹿島学園)と対戦した1回戦。序盤からポイントを重ね、G3-1とリードして王手をかけたものの、まくられてファイナルに持ち込まれた。そのまま押し切られて逆転負けとなったが、戦い終えた後の表情は晴れやか。地元で初の全国大会に臨んだ2人に試合後、話を聞いた。

自分たちも張り合えた(津曲)

――惜しくも初戦敗退となりましたが、試合全体を振り返って、どんな印象ですか?

藤江 自分の力は出しきったと思います。

津曲 勝ちたかったですが、楽しめてプレーできたのでよかったです。

――地元でのインハイですから、会場の生目の杜も、よく使用しているコートですよね。

藤江 よく試合などで使っています。インハイですが、いつもやっているコートなので、緊張せず、いつも通りのプレーができました。

津曲 一昨日、昨日とコートで練習して、他県の選手の練習を見て「すごいな」と思っていました。でも、いざ試合となったら、自分たちも張り合えた部分があったので、試合の中で自信をつかめたし、地元なのでアウェー感もなく、楽しめました。

渡邊彦継監督の指示を聞く2人

――2人はいつからペアを?

津曲 1年生大会のときに、一度組んで…。

藤江 その後に一度、離れましたが、2年の途中からずっと組んでいます。

津曲 2人とも、全国大会に出るのも初めてでした。

――試合後、周りの方にはどんな声を掛けてもらいましたか?

藤江 母に「十分やれたんじゃない」「よかったよ」と言ってもらいました。

津曲 周りの方に「インハイに出られたのが、すごいことだから」と言われました。家族には「もっと試合が見たかった」と言われましたが、自分の力は出しきれたと思います。

――この後は地元の高校生として、補助員を務めるそうですね。

藤江 はい。もう自分たちの試合は終わったので、しっかりサポートしたいです。

津曲 補助員として、きちんと仕事をしたいです。その上で、他県の選手のプレーを見て、普段から先生に教わっていることと照らし合わせながら、自分ができているか見れれば、と思っています。

藤江斗亜

津曲宥輔

応援部員も全力サポート

戦い終わった笑顔の2人

取材・文・写真◎石倉利英 写真◎川口洋邦(プレー)

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