7月25日(水)から8月1日(木)にかけて、ソフトテニスのインターハイが宮崎県宮﨑市の生目の杜運動公園テニスコートで開催されている。316組がエントリーした男子の個人戦は27日、2日目に入った。
第1シードに食らいつく
2日間で争われる個人戦で、3回戦までを消化する1日目を勝ち抜いて2日目に残るのは、多くのペアにとって目標の一つ。同一ペアで個人戦3年連続出場となった今岡純也/日野坪雄大は、1日目に2勝を挙げ、初めて2日目への切符を勝ち取った。
2日目の初戦は第1シードの山本大陸/池口李将(奈良・高田商業)。第1Gを奪われたものの、第2Gを取り返し、1日目は2試合とも0勝利だったペアから今大会初めて1ゲームを奪った。その後に振り切られてG1-④で敗れたものの、『三度目の正直』で目標の場所にたどり着いた2人に試合後、話を聞いた。
感謝の気持ちを忘れない(今岡)
――2日目の初戦、第1シードのペアに敗れました。
今岡 昨日の試合がいい感じでできたので、そのままの流れでいこうと思っていましたが、今日最初の試合ということもあって、あまり力を出せませんでした。昨日のようなプレーを出せていれば、もう少し競り合えたのではないかと思います。
日野坪 昨日の試合では、しっかり今岡の配球に合わせて、自分も絡んでいけたのですが、今日は相手が第1シードということもあって正直、名前負けしていた面があって。深く考えすぎてしまい、足を止めてしまったりしていました。
――団体戦には出場しないぶん、個人戦に懸ける思いは強かったと思います。どんな準備をしてきましたか?
今岡 中国大会ではベスト32で負けて、納得のいかない結果になってしまいました。そこからインハイでは頑張ろうと思って練習してきた結果、2日目に残ることができました。
日野坪 2日目に残ることが目標で、大会前は苦手な部分があって、不安でした。でも苦手な部分よりも、得意なプレーを伸ばして、少しでも自信をつけようと思って練習してきました。
――このペアで、インハイは3年連続出場ですね。
今岡 1年生のときはノープレッシャーで戦って、1勝することができました。でも2年生のときは、いろいろプレッシャーもあって実力を発揮できず、初戦で負けてしまって。ただ、少しずつインハイの雰囲気に慣れてきました。
日野坪 経験を生かすことができたと思います。島根県のメンバーと、みんなで上を狙っていこうと励まし合っていました。
――応援の方もたくさん来ていましたね。
今岡 はい。支えてもらいました。感謝の気持ちを忘れてはいけないと思います。
――やりきれましたか?
今岡・日野坪 やりきれました!
取材・文・写真◎石倉利英 写真◎川口洋邦(プレー)