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【インハイ】チームでつかんだ全国切符。惜しくも1勝ならず。岡部琴美/鈴木沙也佳(焼津)「もっと我慢していれば」

右が前衛の鈴木主将、左は後衛の岡部

 7月25日(水)から8月1日(木)にかけて、ソフトテニスのインターハイが宮崎県宮﨑市の生目の杜運動公園テニスコートで開催されている。30日から女子322組がエントリーした個人戦が始まり、3回戦まで行われる。

最後の夏と来季への挑戦

 静岡県は男女ともに浜松商業が団体優勝している。個人女子で唯一他校からの出場となった焼津の岡部琴美/鈴木沙也佳ペア。1回戦で沖縄県八重山の加那原里奈/仲本こころとファイナルの試合を競り負けた。

 序盤からサービスゲームを奪われ、奪い返すという追い掛ける展開が続いた。ファイナルも互角だったが最後にポイントを重ねられて、1回戦敗退。鈴木は3年生でチームの主将。部員たちの応援を背に奮闘したが、最後の夏が終わった。岡部は2年生、来年の挑戦が残っている。

応援も力になった(鈴木)

――序盤から追い掛ける展開でした。

鈴木 ファーストサービスが入らなかったので、攻められる展開になってしまいました。自分たちがそこで粘り強く我慢できればもっとできたと思います。

岡部 (サービスなど)相手よりも確率が低く、決めてくるボールも取りきれなかったです。もっと相手から攻められる前に自分から攻めればよかった。考えてプレーできましたが、3球目になると攻められて返球できなかったので、これからの課題になります。

――岡部さんはストロークがだんだんよくなってきましたが、序盤は緊張していましたか。

岡部 思いきりやっていたつもりでしたが、上手く振れなかったです。途中、神谷(裕治)監督から〝自信を持ってやれ″と言っていただき、強気にプレーできました。

――鈴木選手は主将として、最後の大会でした。

鈴木 ペアとしてコートに立っていますが、部員の皆が後ろで声かけしてくれていて、決めにいこうという気持ちになれました。チームのキャプテンをしていて良かったです。

岡部 周囲をすごく見ていて、自分も部長のように相手への気配り、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいです。

――ペアを組んだ後輩へのアドバイスがあれば。

鈴木 自分の後ろで粘り続けて、私は感謝しています。自分は1勝できなかったですが、あと1年あるので、チームとして1勝を目指してほしいです。

冷静に展開を読んだ鈴木

途中から力強いストロークも見られた岡部

戦い終えて

取材◎福田達 写真◎井出秀人(プレー)

 

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