7月25日(水)から8月1日(木)にかけて、ソフトテニスのインターハイが宮崎県宮﨑市の生目の杜運動公園テニスコートで開催されている。8月1日の最終日は女子団体戦が始まっている。
健大高崎という高い壁に阻まれてきたチームが令和元年に団体戦初出場を決めた。7月30、31日に行われた個人戦では染谷杏奈/保科知里が2勝して3回戦進出。手島唯花/武田萌愛実も勝利を手にしていた。
団体戦1回戦は浜松商業に0-③と敗れたが、出場した2年生2ペアにとっては来季につながる経験だった。今年チームを引っ張った3年生の染谷/保科にインターハイの経験を聞いた。
応援でもっと力が出せた(保科)
――団体戦を戦ってみてどうでした。
染谷 団体戦は初めてだったので、雰囲気とかで緊張するかなと思っていたのですが、コートに入ってみたら自分たちらしく試合ができたと思います。
保科 雰囲気にのまれないで、プレーできたので、それはよかったと思います。
――個人戦では2勝を挙げて、3回戦進出しています。
染谷 個人戦も相手が強かったですが、その中で自分たちのできることがやれました。団体戦とは違った雰囲気を感じました。
保科 私も、個人戦は自分たちのできることはやりきったはずです。団体は高商を応援してくれる人がたくさんいて、より力が出せたのかもしれません。
――初出場もすごいですが、創部110年目というのも驚きますね。
染谷 健大高崎が何十連覇(18連覇)もしていたので、勝っていないことだけは知っていました。歴史的な詳しいことはわかりませんが、自分たちが1年生の時も先輩たちが負けて、絶対勝ちたいと思っていました。今年は健大よりも、自分たちのほうが、出場したい思いが強かったのです。
保科 昨年決勝で負けて、先輩たちが行けなかったという悔しい思いがありました。今年は自分たちらしいプレーで勝っていこうと言っていました。
――3番の兵藤/小池さんもファイナルで惜しかったですね。
染谷 勝たせてあげたかったですが、来年もあるので頑張ってほしい。インターハイ予選決勝も2年生の2ペアが頑張ってくれて、ここまで来れたので、これまで戦ってきた経験を来年に生かしてほしいと思います。
保科 2年生は2ペアも出ているので、上を目指してほしいですね。楽しみにしたい。
――最初で最後の団体戦でしたが、後悔はないですか。
染谷 思いきりできましたが、攻めた時にちゃんと決めきれなかった。私生活からきちんとして、行いをよくして運も味方にしたいです。
保科 個人戦よりも団体戦のほうが楽しめたので、思っていたことはできました。
取材◎福田達 写真◎川口洋邦