【JOC杯】日程変更でシングルスを消化・U-20女子は箱崎が地元V!
1日目(シングルス):JOC杯ジュニアオリンピックカップ・第26回全日本ジュニア選手権大会◎9/21,22広島翔洋テニスコート
アンダー世代のトップ選手が集い、男女のカテゴリー別にダブルスとシングルスで頂点を争う『JOC杯ジュニアオリンピックカップ・第26回全日本ジュニア選手権大会』が、9月21日に広島県広島市の広島翔洋テニスコートで開幕した。U-20(20歳以下)、U-17(17歳以下・中3~高2)、U-14(14歳以下・~中2)で、全国大会の上位選手および日本連盟推薦選手がエントリー。初日は男女各カテゴリーのシングルスが行われた。
台風接近で日程を変更
シングルスは当初、3~4選手で予選リーグを戦った後にトーナメントに移る予定だったが、台風の接近に伴って変更となり、最初からトーナメントで争われることに。準々決勝までは5ゲームマッチ、準決勝以降は7ゲームマッチで、5ゲームマッチでは流れをつかんだ選手が短時間で勝負を決める試合も多く見られた。
U-20男子は広岡宙が、決勝でNTT西日本のチームメイト、林湧太郎との同士討ちを制して地元で優勝。U-20女子も地元の箱崎愁里(広島・清水ヶ丘高)が快進撃を見せ、今夏のインハイ団体戦優勝の赤川友里奈(埼玉・埼玉平成高)、同個人戦準Vの佐古香織(東京・文大杉並高)などに加え、森本彩鼓(立教大)、小松芹奈(東京女子体育大)と大学生も撃破。決勝では水澤奈央(北越高)を下して頂点に立った。
このほか、U-17男子は幡谷康平(奈良・高田商業高)、U-17女子は岩倉彩佳(大分・明豊高)が優勝。U-14男子は根岸澪紋(埼玉・秩父一中)が制し、U-14女子は岩元望美(奈良・榛原中)が、今夏の全中個人戦に続くタイトルを獲得した。
明日22日はトーナメント方式でダブルスが行われる。U-20女子で、今夏のインハイ個人戦優勝の鈴木理奈/白﨑ひかる(東京・文大杉並高)と、昨年のインハイ個人戦準Vの長谷川憂華/立花さくら(岡山・山陽女子高)が、いきなり初戦で激突するなど、各カテゴリーで興味深い対戦が目白押しとなっている。
取材・文◎石倉利英 写真◎井出秀人