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2019.09.30

【国体】成年男子は安定感の広島県が2年ぶりの優勝。成年女子は窮地に追い込まれた東京都が大逆転V

第74回国民体育大会(成年)◎9/29~10/2 茨城県北茨城市・磯原地区公園テニスコート

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成年男子優勝の広島県。選手たちは「広島県に恩返しができる機会」と話した。なお、優勝の副賞として、北茨城市の名物、あんこう鍋10人前が贈られた

 9月29日より開催されている、いきいき茨城ゆめ国体2019ソフトテニス競技。大会2日目は成年男女の準決勝、決勝が行われ、男子は広島県、女子は東京都が優勝した。

 成年男子決勝は広島県の1番、船水雄太/林湧太郎が序盤から勢いに乗りG3-0とする。それでも宮崎県の大将ペア鹿島鉄平/井口雄一はあきらめず、追い上げる。最後はファイナルの戦いにもつれた試合は⑦-5で鹿島ペアが逆転勝利を飾る。しかし、2番のシングルスは広島県の広岡宙がG④-1としてタイに戻すと、丸中大明/長江光一が1で勝利して、2年ぶりの優勝を飾った。

「プレー面では貢献できなかったですが、ルーキーらしく声を出したり、サポート面でも頑張ろうと思っていました。プレッシャーはありますが、出場させていただくので、誇りを持って戦えました」と話すのは高田商業からNTT西日本入社1年目の林湧太郎。普段の高レベルな練習から、ストローク面で成長している手応えがあると言う。

成年男子2位の宮崎県。鹿島/井口雄一ペアの強さが光った

 成年女子決勝、東京都対広島県は、日本代表対決となった1番は、東京都の林田リコ/島津佳那が高橋乃綾/半谷美咲を1で破り、先勝する。2番は同じく日本代表の尾上胡桃(広島県)が0で勝利してこちらも3番勝負に持ち込む。広島県の田辺恵理/森本彩鼓は第6Gで計5回のマッチポイントを迎えたが、小林愛美/芝崎百香(東京都)がことごとくしのぎ、ファイナルで逆転勝利。劇的な結末となった。

最後まであきらめなかった成年女子優勝の東京都

成年女子2位の広島県。目前の優勝がこぼれ落ちたが、立派な2位だった

▼男子決勝
広島②-1宮崎
船水雄太/林湧太郎3-④鹿島鉄平/井口雄一
広岡宙④-1井口雄介
丸中大明/長江光一④-1川﨑浩希/森田晴紀

優勝:広島
2位:宮崎
3位:岡山
4位:和歌山

▼女子決勝
東京都②-1広島
林田リコ/島津佳那④-1高橋乃綾/半谷美咲
早川日向0-④尾上胡桃
小林愛美/芝崎百香④-3田辺恵理/森本彩鼓

優勝:東京都
2位:広島
3位:愛知
4位:福島

取材◎福田達 写真◎井出秀人