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【全日本選手権・女子】林田リコ/島津佳那が制す。林田は3連覇、島津は初戴冠!

 10月20日(日)、岩手県北上市で『全日本選手権』が開催された。朝から雨に見舞われた前日とはうって変わり、最終日は快晴で日差しがじりじり照りつける時間もあったほど。3日間、選りすぐりの男子185ペア、女子175ペアによる戦いを制したのは、男女とも第一シードの王者だった。

林田/島津が圧倒‼︎

 前日、荒天のなかでも圧巻の強さを見せた第1シードの林田リコ/島津佳那(東京女子体育大)は、この日も次々と難敵たちを退けていった。林田/島津は、8本決めで冨田真愛/上田祐歌(どんぐり北広島)を2で抑え、準々決勝では大羅夢真/森松百花(ダンロップ)に勝利してベスト4入り。その他では、小林愛美/吉田澪奈(東京女子体育大)、高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)、河村佳奈/西本茉央(チームサニーブリーズ)が準決勝に進出した。

 準決勝では林田/島津が小林/吉田との同士討ちを制し、高橋/半谷が河村/西本に勝利。決勝は世界選手権日本代表同士の対戦となった。

 決勝戦が始まると、林田/島津が高橋/半谷を圧倒。「決勝は最高の舞台。好きなこと、思ったことをやろうと決めていた」という林田が、後衛からの強烈なストロークだけではなく、チャンスとあれば積極的に前に詰めていく。ここに、「決勝はミスが少なかった。その集中だけきらさなければいけると思った」と島津のネットプレーもさえわたり、高橋/半谷にG⑤−0の完勝。島津にとっては初、林田は3年連続となるタイトルを獲得し、2人の笑顔が弾けた。

前でも後ろでもプレーが冴えた林田(左)。島津と共にゲームを支配

オールラウンドプレーが持ち味の高橋(左)/半谷が決勝へ

【全日本選手権(女子)上位選手】

優勝:林田 リコ/島津 佳那(東京女子体育大)
2位:高橋 乃綾/半谷 美咲(どんぐり北広島)
3位:小林 愛美/吉田 澪奈(東京女子体育大)
   河村 佳奈/西本 茉央(チームサニーブリーズ)
5位:大羅 夢真/森松 百花(ダンロップ)
   志牟田智美/泉谷 朋香(東芝姫路)
   植田幸寿保/石井 友梨(ワタキューセイモア)
   徳川 愛実/黑木瑠璃華(ヨネックス)

準優勝の高橋(左)/半谷。高橋は岩手出身。地元で躍動

3位・小林(左)/吉田。優勝の林田ペアと共に今季の東京女子体育大の強さを示した

3位・河村(左)/西本。実業団新規参入のサニーブリーズの名を印象付ける活躍

【決 勝】 林田/島津 ⑤ー0 高橋/半谷
【準決勝】 林田/島津 ⑤ー3 小林/吉田
      高橋/半谷 ⑤ー2 河村/西本
【準々決勝】林田/島津 ⑤ー3 大羅/森松
      小林/吉田 ⑤ー2 志牟田/泉谷
      高橋/半谷 ⑤ー1 植田/石井
      河村/西本 ⑤ー1 徳川/黑木

詳細記録は日本連盟HPへ

取材・文◉吉井信行 写真◉矢野寿明、BBM(3位表彰写真)
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