磨きをかけたダブルフォワードで、因縁の対戦を制して中本圭哉/鈴木琢巳(福井県庁)が頂点へ立った。
2月2日(日)、丸善インテックアリーナ大阪で開催された『第65回全日本インドア選手権大会』。2019年度トップクラスの男女各12ペアが、インドアの王者を目指した。
男子は船水颯人/上松俊貴、安藤優作/安藤圭祐、中本/鈴木、船水雄太/広岡宙が予選を抜けて決勝へ。船水颯/上松が昨年の全日本選手権決勝と同じカードとなった安藤兄弟戦にG⑤−3で勝利。中本/鈴木は船水雄/広岡を0で圧倒した。
決勝は1週間前の東京インドア予選リーグでも対戦し、お互いよく知った顔合わせ。東京インドアはファイナルを船水颯/上松が制し、この日もG3−1まで船水颯/上松が先行したが、中本/鈴木も自分たちのプレーを貫きじりじりと挽回。ファイナルとなり船水颯/上松が一時マッチポイントも握ったが、中本/鈴木もひるむことなく、最後は中本/鈴木に⑧ー6で勝利の女神が微笑んだ。
予選リーグでは内本隆文/内田理久(早稲田大)とのファイナルを制し決勝トーナメントへ進んだ中本/鈴木。昨年の全日本インドア、代表予選会と黒星を喫した因縁の相手に勝利したことで、決勝まで波に乗った。
現在30歳の中本は、11年前(2009年)の早稲田大時代、19歳で全日本インドアのタイトルを獲得している(ペア・石川裕基=当時中央大)。現在26歳の鈴木とともに、30代もさらなる輝きを見せてくれそうだ。
男子準決勝
船水颯人/上松俊貴(早稲田大) ⑤ー3 安藤優作/安藤圭祐(東京ガス/東邦ガス)
中本圭哉/鈴木琢巳(福井県庁) ⑤ー0 船水雄太/広岡 宙(NTT西日本)
男子決勝
中本圭哉/鈴木琢巳(福井県庁) ⑤ー4 船水颯人/上松俊貴(早稲田大)
▼結果詳細は大阪府連盟HPへ