6月28日、日本ソフトテニス連盟(以下、日本連盟)は、今年の「第75回 天皇賜杯・皇后賜杯全日本ソフトテニス選手権大会」(10月23〜25日、愛知県・一宮市テニス場)の中止を発表した。新型コロナウイルスの影響により、開催が困難になったという。天皇賜杯・皇后賜杯はソフトテニスダブルスの国内最高峰、その年のペアナンバーワンを決める大会だ。
2020年度大会は軒並み中止が続いており、日本連盟主催大会で年内中止・延期が決まっていないのは日本実業団リーグ、全日本クラブ選手権、第38回日本リーグ、日本リーグ入替戦の4大会のみだ(2020年7月3日現在、日本連盟公式HPの大会予定より)
今年は王者が不在となるが、ソフトテニス最高のタイトルである天皇賜杯・皇后賜杯。そのこれまで10年間のチャンピオンを振り返ってみたい。
天皇賜杯・皇后賜杯の過去の成績データ(16強以上)はコチラから確認できる。このうち、2010〜2019年の王者を下で紹介する。
2010年代の王者たち
2019・船水颯人/上松俊貴(ヨネックス/早稲田大)
安藤兄弟との早稲田勢対決を制して連覇。船水は自身3度目の頂点。
2019・林田リコ/島津佳那(東京女子体育大)
林田リコは自身3連覇。島津は初の頂点。
2018・船水颯人/上松俊貴(早稲田大)
船水は2年ぶり2度目、上松は初の栄冠。
2018・林田リコ/宮下こころ(東京女子体育大/明治大)
G2-4から逆転で連覇を達成。
2017・水澤悠太/村上雄人(NTT西日本)
水澤は2014年以来3年ぶり栄冠、村上は3度目の決勝でうれしい初優勝。
2017・林田リコ/宮下こころ(文大杉並高)
67年ぶりの高校生の皇后賜杯。インハイチャンプが日本一。
2016・船水颯人/星野慎平(早稲田大)
初の天皇杯優勝。学生王者は2013年の先輩・桂/髙月(早稲田大)以来3年ぶり。
2016・志牟田智美/地中葵(神戸松蔭女子学院大)
インカレ王者の2人が快進撃で初優勝。志牟田は3年、地中は2年。
2015・篠原秀典/小林幸司(日体桜友会/ミズノ)
ダブルフォワードの篠原/小林が3年ぶり3度目の王座に返り咲いた。
2015・森田奈緒/山下ひかる(ヨネックス)
2013年以来2年ぶりの決勝進出で初優勝。
2014・水澤悠太/長江光一(NTT西日本広島)
初の決勝進出で頂点に。NTT西日本広島にとって中堀/高川以来4年ぶりの天皇賜杯。
2014・佐々木舞/大庭彩加(NTT西日本広島)
佐々木は3度目、大庭は佐々木とペアで4年ぶり2度目。現役最後の年の総決算。
2013・桂拓也/髙月拓磨(早稲田大)
連覇中の篠原/小林に決勝で勝利。学生としては5年ぶりの頂点に。
2013・上原絵里/阿部悠梨(ナガセケンコー)
2年連続で決勝進出。初優勝を飾った。上原はこのシーズンで引退。
2012・篠原秀典/小林幸司(日体桜友会/ミズノ)
磨きのかかったダブルフォワードで村上/中本を決勝で下し、連覇を達成。
2012・深澤昭恵/宮下愛未(東芝姫路)
前年に続き東芝姫路勢の皇后賜杯。社会人4年目/5年目ペアが待望の日本一。
2011・篠原秀典/小林幸司(日体桜友会/ミズノ)
2年連続の決勝進出、ダブルフォワードペア、ついに初の天皇賜杯を手にする。
2011・杉本瞳/森原可奈
2年連続の決勝進出で栄冠に。杉本は4年ぶり2回目、森原は初優勝。
2010・中堀成生/高川経生(NTT西日本広島)
2年連続9度目の優勝!! 38歳どうしのベテランペアが前人未到の金字塔を打ち立てた。
2010・佐々木舞/大庭彩加(NTT西日本広島)
同級生ペアが新エースに名乗り。佐々木は2年ぶり2度目、大庭は初の皇后賜杯。