今年は中止となったが、天皇賜杯・皇后賜杯全日本選手権大会は、ソフトテニスの最高のタイトルである。前回、2010年代の覇者を振り返ったが、今回は2000年代の10年間のチャンピオンを振り返ってみたい。
まずは男子から。
天皇賜杯・皇后賜杯の過去の成績データ(16強以上)はコチラから確認できる。
2000年代の王者たち(男子編)
2009・中堀成生/高川経生(NTT西日本広島)
ペアを組んで1年目の95年、24歳と23歳で初の天皇賜杯を手にしてから14年。8度目の天皇賜杯を手にする偉業。
2008・鹿島 鉄平/塩嵜 弘騎(早稲田大)
1978年の若梅/藪﨑(中京大)以来30年ぶりの学生の全日本王者。決勝の相手も学生の石川裕基/中本圭哉(中央大/早稲田大)だった。
2007・菅野創世/佐々木洋介(川口市役所/ヨネックスクラブ)
2年前の準優勝ペアが好調ぶりを見せ、決勝ではライバル堀/岩﨑を振り切って初優勝。
2006・中堀成生/高川経生(NTT西日本広島)
2年連続の優勝で天皇賜杯優勝記録を7に更新。
2005・中堀成生/高川経生(NTT西日本広島)
台風の悪天候という厳しい大会を戦い抜き、同一ペア最多優勝6回の新記録を達成。
2004・浅川陽介/小峯秋二(日体桜友会/高岡ビックウェーブ)
日本代表の花田/川村を下し、2年ぶり2度目のV。大会は会場分散、決勝は体育館。
2003・森田英世/香川大輔(藤沢市役所/厚木市役所)
森田は大学2、3年時に先輩・高川経生と組んで2年連続準優勝経験があり、9年ぶり決勝進出。香川は東海大相模高校、日本体育大で森田の後輩にあたり、社会人1年目でのビッグタイトル。
2002・浅川陽介/小峯秋二(日体桜友会/高岡ビックウェーブ)
ペア1年目。5度目の優勝をねらった北本英幸/斎藤広宣に決勝G5−2で勝利し、悲願の日本一に。
2001・中堀成生/高川経生(NTT西日本中国)
木口/横江の持つ同一ペア史上最多優勝タイ記録となる5回目の全日本優勝を果たした。
2000・北本英幸/斎藤広宣(小松市立高教/松戸市役所)
6年ぶりの決勝進出で、中堀/高川の5回目の優勝を阻み4度目の頂点に。