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【古賀杯ジュニアソフトテニスカーニバル】実力発揮の個人戦制覇・寺川愛美/根岸楓英奈(昇陽)「課題がたくさん見つかった」

第1シードの期待に応えた寺川/根岸(昇陽)

 今年のインターハイ会場となるはずだった京都府福知山市の三段池テニスコートで、『古賀杯・2020ジュニアソフトテニスカーニバル』が開催されている。各地から高校女子のチームが集まって個人戦と団体戦を行うオープントーナメントで、8月10日は個人戦を実施。28ペアが予選リーグと決勝トーナメントで頂点を競った。

インターハイと同じ会場・日程で

 開催日も本来のインハイと同じ、8月10日と11日に設定された今大会(8月10日と11日は男子個人戦が予定されていた)。個人戦で実力を発揮したのが、昇陽(大阪)の寺川愛美/根岸楓英奈ペアだった。昨年はインハイ団体戦3位、大阪府として単独で出場した国体は準優勝に貢献。それぞれ冬は違う選手とペアを組んでいたというが、再び組んで力のあるところを見せた。

 予選リーグ初戦から0勝利を続け、終わってみれば全5試合の失ゲームは準決勝で喫した1のみ。寺川の力強いストローク、根岸の的確な位置取りからのポーチやボレーがかみ合い、ほとんど危なげなく頂点に立った。コロナ禍の中で蓄えた力を遺憾なく発揮した2人に試合後、話を聞いた。

「優勝しても終わりじゃない」(根岸)

――今日はどのような思いで臨みましたか?

根岸 コロナのことがあって、これまであまり良いプレーができていませんでしたが、寺川が良いボールを配球してくれたので、やりやすかったです。

寺川 冬は違うペアだったので、久しぶりに根岸と組んで、いろいろ不安もあったんです。でも根岸の実力がすごいので、少しミスしても全部カバーしてくれて、すごく助かったポイントが何本もありました。

――優勝という結果をつかんで、どんなことを感じますか?

根岸 この大会で優勝したからといって終わりではなく、進路のこともあります。たくさん課題も見つかったので、次につなげていけるように、さらに練習していきたいです。

寺川 コロナの影響で体が重くなって、動きも鈍くなっていました。次の進路に向けてやらなければいけないことが、たくさん見つかりました。

――対外試合は久しぶりでしたか?

寺川 先週、初めて練習試合をしました。でも、まだまだやな?

根岸 …ヤバいな(笑)

――明日は団体戦です。みんなで優勝したいという思いは強いのでは?

根岸 そう思っています。

寺川 優勝しないとね!

根岸 頑張ります!

取材・文◎石倉利英 写真◎井出秀人
 
 

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