元天皇杯チャンピオンの浅川陽介プロコーチが、テニス歴の浅い中高生にショットの基本をレクチャーする。今回はフォアハンドストロークの後編。左手の役割の続きとフットワークの基本、そして、練習法およびソフトテニスの楽しさを実感できるゲームの紹介と盛り沢山の内容だ。
左手とフットワークを意識できていない初級者は多い。しかし、この2つを意識することでボールが打ちやすくなると浅川コーチは強調する。「左手はテークバックで斜め前に出し、その後は一気に身体にたぐり寄せる」ことで大きなエネルギーを得られる。また、フットワークでは「足の使い方で身体のひねりを作る」ことができるという。さらに「テークバックで息を吸ってインパクトで吐く」ことも覚えてほしいという。
ソフトテニスの楽しさを味わえるゲームも積極的に取り入れている浅川コーチ。今月号の最後には、そんなゲームをいくつか紹介してもらった。
解説=浅川陽介
HY-PROJECT代表。ヨネックスアドバイザリースタッフ。日本代表として内外で活躍。世界ランキング最高1位。天皇杯に2度優勝の他に数え切れないタイトルを獲得。2010年に引退後は、民間スクール、行政管轄でも技術指導を行うプロコーチ。同時にソフトテニスの普及と強化のためにスクール、大会、講習会などを全国各地で開催。レベルや年齢に合わせた指導を行っている。元全日本U-20コーチ。https://hy-softtennis.jp
協力=村田 優
日本体育大学ソフトテニス部3年。主将。山形県・羽黒高校卒。
取材・構成◎澄田公哉 写真◎井出秀人