【日本実業団リーグ】男子は和歌山県庁、女子はチーム サニーブリーズが頂点へ
10/31、11/1◎京都府・福知山市三段池公園テニスコート
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10月30日から11月1日まで、日本リーグ入替戦行きの切符を争う『第34回日本実業団リーグ』が京都府・福知山市三段池公園テニスコートで行われ、男子は和歌山県庁、女子はチーム サニブリーズが初優勝を飾った。
男子・和歌山県庁のベテラン勢が力を尽くす
男子は、出場メンバー最年少が増田健人で29歳、ほか出場メンバーは30代という和歌山県庁が、経験値の高さを見せつけた。(※)
チームの目標を「実は勝って1部に行ければいいなあくらいの気持ちだったんです」と率直に明かすのは、玉井俊充監督だ。選手の平均年齢が高くなる一方、補強は難しい状況で、試合後、優勝を決めた古賀崇史も「楽しくやろうというのがうちのスタンス」と肩ひじは張っていなかったことを打ち明けた。
だからといって、勝利へのこだわりがなかったわけではない。予選リーグで19年日本リーグ7位のトヨタ自動車を➁-1で退けると、準決勝では新戦力で力を増した優勝候補の東京ガスに激戦の末、②−1で勝利。日本信号との決勝戦、花田周弥/堀内幹太は敗れるも、シングルスの増田、第2ダブルスの古賀/塩嵜弘騎が老獪な球回しで対戦相手を寄せ付けず優勝を決めた。
▼決勝
和歌山県庁 ②ー1 日本信号
花田/堀内 0−④ 齋藤/安積
増田 健人 ④−1 鯨井 勇輝
古賀/塩嵜 ④ー1 長尾/土井
古賀は「体力的に疲れました(苦笑)。でも入替戦ではしっかりインドアの練習をして勝てるように頑張りますよ」と意欲を語った。12月、和歌山県庁が入替戦に勝てば、01年以来、20年ぶり2度目の日本リーグ参戦になる。
※記事初出時、全員が30代としておりました。訂正してお詫びします
※11/2 3:40pm男子4位写真を追加しました
女子・チーム サニーブリーズは涙の優勝
女子のチーム サニーブリーズは、ベストを迎えた決勝戦、松本里紗/上野小町が井腰恵理/中西麻友にG④-1で勝ったあと、シングルスの金城佳奈が鈴木夕海にストレート勝ちし優勝を決めた。金城が応援席に駆け寄ると、メンバーの目からは次々と涙。緊張から解放され喜びを抑えることができなかった。
「ずっと悔しい思いがあったんです」と振り返るのは、主将の阪本唯。2019年創部のフレッシュなチームは、昨年、準決勝できのくに信用金庫に敗れ、入替戦に臨めなかった。だからコロナ禍で練習が制限される日々もあっても、気持ちを切らさず、ランニングなどできることに取り組んできたという。そのきのくに信用金庫には、準決勝で➁-0でリベンジし、成長したところも見せた。
チーム力アップを証明したチーム サニーブリーズの次なるターゲットは、もちろん1部昇格だ。平均年齢約20歳の若い選手たちをまとめる古賀俊彦監督は、「反省するべきところは反省し、次への準備をしたいと思います」と意欲を見せていた。
▼決勝
チーム サニーブリーズ
②−0 ベスト
松本/上野 ④ー1 井腰/中西
金城 佳奈 ④ー0 鈴木 夕海
阪本/吉野 ーーー 真野/上野
なお、日本リーグ入替戦に進めるチーム数が、昨季の2から今季は3チームに増えた。入替戦に臨むのは、男子が和歌山県庁、日本信号、東京ガス、女子がチーム サニーブリーズ、ベスト、アキム。入替戦は12月26日からの2日間、広島県福山市で開催される。2020年日本リーグ(12月10日〜13日、愛知県豊田市予定)で7、8位となったチームと合わせた合計5チームでの総当たり戦で行われる。
第34回日本実業団リーグ結果
男子
優勝:和歌山県庁(和歌山)
2位:日本信号(埼玉)
3位:東京ガス(東京)
4位:厚木市役所(神奈川)
5位:YKK(富山)
6位:マツダ(広島県)
7位:アキム(埼玉)
8位:ベスト(東京)
女子
優勝:チーム サニーブリーズ(京都)
2位:ベスト(東京)
3位:アキム (埼玉)
4位:きのくに信用金庫(和歌山)
5位:川口市役所(埼玉)
6位:福井県庁(福井)
7位:トヨタ自動車(愛知)
8位:青梅信用金庫(東京)