元天皇杯チャンピオンの浅川陽介プロコーチが、テニス歴の浅い中高生にショットの基本をレクチャーする。今回はボレーの前編。グリップ・構え方・構える位置・テークバック・手首の動きの基本の他に攻めのボレー(ポーチボレー)と守りのボレー、さらに練習法も紹介する。
浅川コーチは「ボレーはボールと打とうとしている相手プレーヤーを見て得た情報から飛んで来る場所が分かるようになること」が大事だという。ストロークに比べて、短い距離から速いボールが飛んで来ることが多いからだ。
2021年3月号ではこのような心構えの他にボレーの基本を解説。また、ダブルスでよく使われるポーチボレーと守りのボレーも取り上げる。さらに、カラーボールを使った状況判断トレーニングや反応+協応動作トレーニングも紹介したので、ぜひ部活で活用してほしい。
※協応動作=視野から入る情報を元に行動を起こすこと
解説=浅川陽介
HY-PROJECT代表。ヨネックスアドバイザリースタッフ。日本代表として内外で活躍。世界ランキング最高1位。天皇杯に2度優勝の他に数え切れないタイトルを獲得。2010年に引退後は、民間スクール、行政管轄でも技術指導を行うプロコーチ。同時にソフトテニスの普及と強化のためにスクール、大会、講習会などを全国各地で開催。レベルや年齢に合わせた指導を行っている。元全日本U-20コーチ。https://hy-softtennis.jp
協力=相模 葵
日本体育大学1年生。神奈川県・日大藤沢高校卒。