2月28日、群馬県高崎市・清水善造メモリアルテニスコートで、全日本高校選抜の関東代表を決める『全日本高校選抜大会関東ブロック出場校選考会』が開催された。
延期・中止となった関東高校選抜の代替大会。コロナウイルス感染拡大防止のため無観客で実施された。コートは朝から雲ひとつない晴天に恵まれ、上州名物からっ風もほとんど感じない好気候。関東地区各県の1、2位チーム男女各16校が全国代表を争った。
男子は地元の高崎商業が優勝
男子決勝は高崎商業と早稲田実業の顔合わせ。ここまで三番勝負で勝ち上がってきた早稲田実業を、開催地高崎の高崎商業は三番に回さず一、二番で勝負を決めた。前年の関東高校選抜大会も決勝に進んでいる高崎商業が、経験を生かし勝負強さを発揮した。試合後、キャプテン・岩﨑は「日本一を目指しています」と、全国大会への強い意欲を見せた。
男子
優勝 高崎商業(群馬)
2位 早稲田実業(東京)
3位 宇都宮短大附(栃木)
3位 東海大相模(神奈川)
代表 甲府商業(山梨)
代表 霞ヶ浦(茨城)
女子は文大杉並が3年ぶり関東予選頂点に
女子も昨年のメンバーが残る文大杉並が、初戦から対戦を落とすことなく決勝に勝ち上がると、決勝の昭和学院戦も②-0で2018年以来の選抜関東予選の頂点に立った。
「3年生のために」。キャプテンの左近は、全国で戦えなかった先輩への思いや、支えてくれる周囲への感謝を口にし、全日本高校選抜での活躍を誓った。
女子
優勝 文大杉並(東京)
2位 昭和学院(千葉)
3位 白鷗大足利(栃木)
3位 武蔵野大千代田(東京)
代表 埼玉平成(埼玉)
代表 相洋(神奈川)
延期・中止の紆余曲折を経て、本戦まで約1カ月という時期。これで、男女各36、合計72の全日本高校選抜出場チームが決まった。
なお、この予選会結果詳細は、3月27日発売の「ソフトテニス・マガジン5月号」に、出場校名鑑とともに掲載される予定です。
第46回全日本高校選抜大会
2021年3月28日(日)~30日(火)
愛知県名古屋市
写真◉川口洋邦、BBM(代表決定戦勝利チーム)