ソフトテニスマガジン・ポータル

【ハイジャパ2021・2日目】男子シングルスは2年生の黒坂卓矢(尽誠学園)が優勝。劣勢時の正確なプレー光る!

 札幌市の丸山公園庭球場にて、第50回ゴーセン杯争奪ハイスクールジャパンカップ2021が始まった。大会2日目は午前9時から男女シングルスが行われ、男子シングルスは黒坂卓矢(尽誠学園)が優勝した。

 準決勝、決勝と男子すべての試合がファイナルにもつれた。誰もがチャンスを手にできたかもしれないという混戦模様だったが、唯一の2年生、黒坂卓矢が高校生として初の全国優勝を飾った。

 大会初日から追い掛ける展開が多かった。そういうときこそ、乱れない正確なプレーが光った。相手を前後、左右に揺さぶるときも、中途半端なボールは打たない。勝負所になればなるほど思いきりのいいプレーが相手にダメージを与える。

「ストロークは自信があったので、あとは気持ちかなと思っていました。1年下なので、向かっていけたのが良かったです」と黒坂。

 シングルスはそんなに経験はないというが、ショットの多彩さ、繰り出すタイミング、正確性などで少しだけ上回った。

◆最終日の結果
▼決勝
黒坂卓矢(尽誠学園)④―3永江孝二郎(高田商業)
▼準決勝
広岡大河(上宮)3-④永江孝二郎(高田商業)
近藤拓空(三重)3-④黒坂卓矢(尽誠学園)

ファイナルは先にマッチを握った永江だが、準優勝に終わった

シングルスの戦い方に見所がある3位の近藤

広岡は準決勝で敗れて3位に終わったが、終始主導権を握っていただけに惜しい試合だった

取材◎福田達 写真◎井出秀人

 

ソフトテニスマガジン・ポータルTOPへ
モバイルバージョンを終了