愛知県・スカイホール豊田を舞台に開催された「Japan Company TOP8」。中止となった日本リーグの代替といえる大会が、12月11日（日）に最終日を迎えた。男子は日本リーグに参戦予定だった６チームに2020年入替戦３位の東邦ガス、同４位の日本信号を加えた８チームに。女子は2021日本リーグと同じ８チームがそろい、３日間の短期決戦を行った。（２日目までのリポートはこちら）
　男女とも優勝は、最終日を唯一、全勝で迎えた男子のNTT西日本と女子のワタキューセイモアが勝ち取った。昨年の日本リーグで、NTT西日本は11年連続25回目、ワタキューセイモアは２年ぶり７回目の優勝（前身のサンライフを含む）を飾っている。

引退の松本「やりきりました」

　女子はワタキューセイモアが最終日の１試合目で勝ち、優勝を決めた。東芝姫路との対戦で、梶尾明日香／松本英里佳が元気いっぱいに東芝姫路エースの志牟田智美／久保菜月を下すと、シングルスでベテランの石井友梨が貫禄たっぷりに宮原あかりをストレートで突き放した。
　今季での引退を決め、戦前から全力を誓っていた松本は、「やりきりました」とさわやかに競技者人生を振り返った。優勝を確定させたワタキューセイモアは、アキムとの最終戦では松本を七尾美咲とのペアで起用。最終戦は１－②で６勝１敗となったのだが、それぞれナショナルメンバー選出歴もあり、今季で引退となる七尾／松本がG④ー０で最終戦をしめくくった。

東芝姫路戦を③－０で下したワタキューセイモア。３対戦目の本吉（手前右）／小松﨑（同左）を笑顔で迎え入れる。奥左が松本

　２位には同じく6勝１敗でヨネックスが浮上。初日の第２戦でワタキューセイモアに敗れる苦しい流れだったが、その後は、星を一つも落とすことなく、地力のあるところを見せつけた。
　今季で引退する徳川愛実／黑木瑠璃華はナガセケンコー戦を終えると「徳川／黑木のプレーを見たいという応援してくれた人に、勝って終われた姿を見せられてよかった」と涙ぐんでいる。３位には、第６戦でナガセケンコーを下して優位に立ったダンロップが座った。

■女子順位
優勝：ワタキューセイモア
２位：ヨネックス
３位：ダンロップ
４位：ナガセケンコー
５位：アドマテックス
６位：アキム
７位：東芝姫路
８位：太平洋工業

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