12月23日、三重県鈴鹿市の鈴鹿オーシャンテラスにて、実業団チーム発足式が行われた。地元の株式会社ヨシザワがサポートするのが男子の実業団チーム。すでに監督、選手も決まり、4月から新しいリーグに挑戦する。そして、同社は船水颯人プロのサポートも発表した。
実業団発足を決めた吉澤健社長が「ペアでやる競技なので、思いやりが生まれるスポーツ。人間形成に向いていると感じてきました」と話すように、当初は約200名の社員に向けて、砂入り人工芝2面のコートを提供。将来はクラブチームをと考えていたが、これが発展して、実業団の実情も加味して、男子チームを立ち上げることに。
「勝つのは重要ですが、継続させることをまず考えていきます。仕事とスポーツの両立をどういう形で実現させるか」と吉澤社長。
今回の発足式には北裏幸弘監督、倉田樹明主将、加藤優太、藤掛起志斗の3選手が参加した。倉田、加藤両選手は転職、藤掛選手とさらに2選手の2022年4月入社が決まっている。
「設立に向けての思いに感銘を受け、私が力になれるのならと引き受けました。選手の心をひとつにして頑張りたいです」と北裏監督。
近大高専卒業後、名古屋の企業に就職していたが、転職して新チームに加入した倉田主将はこう話す。「ソフトテニスをもう一度、全力でプレーしたい。こういう機会を与えていただき、いろいろな方に感謝しています。来年は三重県開催の全日本実業団出場、東海リーグ4部昇格を目標に活動していきます」
また、この日は船水颯人プロのスポンサー契約も発表された。
「国体チームに契約していただいた縁もあり、三重県に恩返しする機会だと感じています。実業団チームの強化にもたずさわれるのは楽しみです」と船水プロ。
この詳細はソフトテニス・マガジン3月号(1月27日発売)にて。