【第2回平和カップひろしま国際大会】男子はNTT西日本、女子はどんぐり北広島。地元勢が熱戦制す
第2回平和カップひろしま国際大会◎3月12、13日/広島翔洋テニスコート、リョーコーテニスクラブ
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高校生から実業団まで幅広い世代の選手が一堂に会し、カテゴリーの枠を超えて団体戦で頂点を争う「第2回平和カップひろしま国際大会」が、3月12日、13日に広島市で開催された。新しいシーズンのスタートとして、また今春引退する選手の花道として、この季節恒例のイベントとなっている今大会だが、今年は全国各地から男子が112チーム、女子は54チームが参加。1994年のアジア競技大会の会場となった広島翔洋テニスコートとリョーコーテニスクラブを舞台に、2日間に渡って熱戦が繰り広げられた。
男子では実績あるチームが前評判通りの強さを発揮して上位に勝ち上がる中、地元のNTT西日本が安定感ある戦いぶりで一番も落とすことなくタイトルをつかんだ。準決勝で昨季準優勝の早稲田大Aを危なげなく退けると、決勝では船水兄弟や九島一馬、上岡俊介らトップ選手による混成チーム、サミットと激突。
アジア競技大会の最終選考会を翌週に控えるタイミングとあって引き締まった緊張感がコートを覆う中、まずは1番で内本隆文/内田理久が船水雄太/九島にストレート勝ちし、チームを勢いづける。続く2番では村上雄人/長江光一のベテランペアが船水颯人/安藤圭祐との激しいせめぎ合いをG④―2で振りきり、②-0で勝利を決めた。NTT西日本の優勝は2019年以来3年ぶり。
また初日から接戦が続いた女子も、地元のどんぐり北広島が最後に笑う結果となった。準決勝のアドマテックス戦では1番を落とし、2番もエースの高橋乃綾/半谷美咲がG2-3と先行される苦しい展開だったが、土俵際で持ち前の粘り強さを発揮して逆転勝ち。昨年と同じ顔合わせとなった東京女子体大との決勝3番はファイナルにもつれ込む激闘となる中、田辺恵理/岩倉彩佳が牛留清楓/縄田愛実との息詰まる攻防に競り勝って、歓喜の瞬間を迎えた。どんぐり北広島は昨年に続く大会連覇を達成した。