6月18日、福島県棚倉町の棚倉テニスパークで始まった第3回全日本ミックスダブルス選手権大会。第1回大会は中止となり、昨年初めて愛媛県松山市で開催された。一般の初代王者となったのは高橋乃綾/船水颯人(どんぐり北広島/稲門クラブ)。昨年は圧勝だっただけに、今大会もディフェンディングチャンピオンの戦い方が注目された。
第3回大会の一般の決勝に勝ち上がってきたのは、左のヤマからは2連覇を目指す高橋/船水颯(どんぐり北広島/稲門クラブ)、右のヤマからは準決勝で中本圭哉/半谷美咲(福井県庁/どんぐり北広島)とのファイナルの競り合いを見せた貝瀬ほのか/高月拓磨(ヨネックス)だった。高橋/船水は、ダブルフォワードの陣形から積極的にポイントをとり、終始主導権を握り、G④―2で2年連続での点に立った。
「僕はストローク、高橋は前での勝負に強みを持つ」と話す船水颯人。前年度は急きょペアを組むことになり、勢いも相まって優勝をもぎ取ったが、今年は追い掛けられる中での制覇。それぞれが自分の武器を持ち、それを土台に、どの陣形からもポイントを奪えるのが高橋/船水颯人の強さだと示した、2度目の優勝だった。
▼最終結果
文◎八木陽子 写真◎川口洋邦