【インハイ2022】馬渕詩/竹田茉由(三重)が第1シードに快勝して驚きの日本一!「校内戦でも勝てていなかったので、びっくりしています」
インターハイ2022:女子◎7/29-31 愛媛県今治市・今治市営スポーツパークテニスコート
ソフトテニスのインターハイ、今年は男女とも愛媛県今治市の今治スポーツパークテニスコートで開催されている。7月30日は女子個人戦2日目が行われ、優勝ペアが決まった。
雨が断続的に降り続く
前日の1日目で全318ペアから64ペアに絞られ、4回戦からスタートした2日目は、朝から断続的に雨が降り続く難しい状況での戦いとなった。それでも準々決勝以降は当初の予定を変更して屋根付きコートでの開催となり、雨の影響はないコンディションに。決勝は第1シードから勝ち上がった佐藤心美/杉本希(広島翔洋)と、馬渕詩/竹田茉由の顔合わせとなった。
昨年は1年生ペアながら3位となり、優勝候補の一角と目された佐藤ペアが優位かと思われたが、馬渕ペアが序盤から快調にポイントを重ね、一気にG3-0として王手。第4Gで3-1のマッチポイントから追いつかれてデュースとなり、計3回のマッチをしのがれたものの、最後は4回目で振りきり、0で快勝して日本一に輝いた。
2人は3年生で、1年時のインターハイは中止。昨年、馬渕は個人戦に出場したが初戦で敗れ、準優勝だった団体戦のメンバーに入っていたが、出場は2試合だった。竹田は個人戦の出場を逃し、団体戦はメンバー外。インハイの経験が浅いながらも、持ち味を存分に発揮して優勝した2人に試合後、話を聞いた。
「1試合1試合、楽しんで頑張ろうと」
――見事な日本一です! 現在の心境は?
馬渕 …実感がありません。
竹田 インターハイで優勝したなんて…。
――大会前の目標は?
竹田 特になかったよね?(笑)
馬渕 1日目を乗り越えよう、くらいで考えていました
――その1日目を乗り換えた後、何か話し合いましたか?
馬渕 それも特に…(笑)。
竹田 一歩ずつというくらいしか話していません。
馬渕 1試合1試合、楽しんで頑張ろうと思っていて、勝とうという感じでもなかったんです。だから逆にリラックスしてプレーできました。
竹田 決勝だから、ということも特になくて。目の前の試合を一所懸命、楽しくやれたのがよかったと思います。
――昨年のインハイ、馬渕さんは少し経験しただけで、竹田さんは出場していません。その1年後に日本一とは、すごいですね。
馬渕 私たちは県大会も東海大会も優勝していません。校内戦でもあまり勝てていなかったので、びっくりしています。
竹田 去年インターハイに出られなかったので、初めての経験でした。それでも緊張より、楽しもうと思ってプレーできたのがよかったです。
――決勝は、どのあたりでいけると感じましたか。
竹田 デュースが続いた第2ゲームを取ったところで(8-6)、勢いに乗ってきたなと思いました。
――明日の団体戦に向けて、はずみがつく日本一ですね。おめでとうございます!
馬渕・竹田 ありがとうございます!