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【全日本小学生】男子団体は愛知が初優勝、女子団体は結束の福島が優勝! ともに個人王者を擁したチームが工夫した戦いを披露!

女子優勝の福島県

 秋田県大館市で開かれた第39回全日本小学生選手権は、7月31日、最終日の3日目を迎え、団体戦の王者を決定した。

 男子初優勝を飾ったのは、団体戦優勝を最大の目標に取り組んだという愛知。個人戦を制した田中暖人/丹羽悠弦のペアを崩して強力な2本を作ると、準決勝まで1試合も落とすことなく勝ち抜いた。

 だが、層の厚い兵庫を迎えた決勝戦では、1、2番を互いに分け合い三番勝負に。この緊張する場面、光ったのは、勝負を任された丹羽悠弦/近藤孝太郎のハートの強さだ。終盤、競った場面も「目の前のやるべきことだけに集中した」と冷静さを失わず、最終5ゲームは、⑥-4で歓喜のときを迎えた。

男子優勝の愛知県

男子2位の兵庫県

 一方、女子は、福島が13年ぶり2回目優勝を遂げた。屋台骨になったのは、男子同様、個人戦の覇者大武姫菜/大武夢菜。それぞれ別のペアを迎えて得点源の役割を果たし、茨城との決勝戦では、3番の大武夢菜/近内汐里がG④―0で荒川琴美/中泉茶々を突き放した。

 福島県の柳沼仁監督は「子供たちが頑張ったのはもちろん、保護者やコーチ陣が協力してくれたおかげ」と目を細めていた。

女子2位の茨城県

【男子団体戦】
1位 愛知
2位 兵庫
3位 奈良
3位 千葉

【女子団体戦】
1位 福島
2位 茨城
3位 神奈川
3位 山形

取材・文◎鈴木快美 写真◎菅原淳
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