【JOC杯】シングルスで全中に続くタイトル獲得! 竹田羽花(大阪・昇陽中)「1試合目から集中してプレーしようと思っていた」
1日目(シングルス):JOC杯ジュニアオリンピックカップ・第29回全日本ジュニア選手権大会◎9/17,18 広島県広島市・広島翔洋テニスコート
アンダー世代のトップ選手が集い、男女のカテゴリー別にダブルスとシングルスで頂点を争う『JOC杯ジュニアオリンピックカップ・第29回全日本ジュニア選手権大会』が、広島県広島市の広島翔洋コートで開催されている。U-20(20歳以下・高校3年~大学2年)、U-17(17歳以下・中学3年~高校2年)、U-14(14歳以下・~中学2年)の3カテゴリーで、全国大会の上位選手および日本連盟推薦選手がエントリー。2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっており、3年ぶりの開催となった。
台風の影響で予定を変更
1日目の9月17日は、ダブルスとシングルスの予選リーグを消化する予定だったが、台風接近の予報を受けてシングルスに変更。予選リーグは5ゲームマッチ、決勝トーナメントは7ゲームマッチで争われた。
心配された雨が降ることはなく、むしろ日差しが出る時間帯もあって蒸し暑いコンディションとなる中、最初に優勝者が決まったのはU-14女子。今年の全中個人戦で優勝し(平尾叶/)、団体戦と合わせて2冠を達成した竹田羽花(大阪・昇陽中)が頂点に立った。
プレッシャーを感じながらも全中王者らしいプレーを随所に披露し、決勝ではG0-2の劣勢から4G連取で逆転勝ち。タイトルを機に、さらなる成長を期す竹田に試合後、話を聞いた。
決勝は少し焦った
――この日のシングルスに向けて意識していたことは?
竹田 シングルスで大きな大会に出るのは初めてだったので、1試合目から集中してプレーしようと思っていました。
――全中優勝で相手が向かってくる状況に加え、ジュニアの選手との対戦も多くありました。
竹田 プレッシャーがありました。プレー面ではサービスレシーブのときに、できるだけ攻めることができるようにコースを狙うことを意識しました。
――決勝はG0-2と先行されました。
竹田 緊張していて、相手も知っている選手だったので、少し焦りました。相手よりも先にミスが出なかったところがよかったと思います。
――今後の意気込みを聞かせてください。
竹田 もっと自分のレベルを高めていきたいです。自分は動くのが遅くて、決められるボールは決められるのですが、近くを通ったボールに触れなかったりします。もっと早く準備して動いて、できるだけボールに触れるようにしたいです。
なお、U-17女子は前川愛生(兵庫・浜の宮中)、U-20女子は濱島怜奈(國學院大)が優勝。U-14男子は福見優心(高知・明徳義塾中)、U-17男子は南龍之介(東京・稲城三中)、U-20男子は橋場柊一郎(奈良・高田商業高)が頂点に立っている。2日目の18日は各カテゴリーのダブルスが行われる。