3年ぶりの開催となった第77回天皇賜杯・皇后賜杯全日本選手権大会が10月21日に香川県総合運動公園テニス場、高松市亀水運動センター庭球場にて始まった。各大会の上位進出ペアが男子は187ペア、女子は167ペアがエントリー。大会第1日目は男女ともに2回戦までが行われ、2日目に向け、ベスト64が出揃った。
男子は3大会連続優勝を狙う第1シード、船水颯人/上松俊貴(稲門クラブ/NTT西日本)、全日本社会人王者の内本隆文/内田理久(NTT西日本)が第2シードに入った。船水颯/上松、内本/内田とともに、9月の全日本社会人選手権4強入りした仲川晴智/大友駿(東邦ガス)、橋本旭陽/広岡宙(三重高クラブ/NTT西日本)らペアが順当に2日目へ勝ち残った。また、選手変更により、天皇杯2位・1位同士で組み参戦したネットプレーヤー同士でのダブルフォワード、中本圭哉/高月拓磨(福井県庁/ヨネックス)も着実に初日を終え、明日からの暴れぶりに期待したい。
さらに、高校生以下はインハイ個人優勝の野口快/菊山太陽(高田商業)、同2位の浅見竣一朗/初鹿暁哉(東北)ら9ペアが2日目へ。
女子は第1シードの高橋/半谷らが順当に2日目へ
国際大会金メダル獲得など実績豊富な高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)が第1シードに入り、念願の初優勝を狙う。第2シードはインカレダブルス女王で、9月のKOREA CUPで海外選手との激戦の中、ダブルス3位入賞を果たした、小林愛美/𠮷田澪奈(東京女子体育大)。第1、第2シードともに確実に2日目へ。そのほか、22年アジア競技大会日本代表の笠井佑樹/久保晴華(ナガセケンコー)、尾上胡桃(日体桜友会、ペアは大学の後輩でナガセケンコーの黒田奈穂子)も順当に2日目・3回戦へとコマを進めた。
さらに、東北中の天間麗奈と、八戸工大一高の畠山真碧が組んで2回戦突破。そのほか高校生ペアが10ペア64本入りを果たした。インハイ個人優勝・三重の竹田茉由は馬淵詩から選手変更で松岡琴美と組んで2回戦突破。同2位広島翔洋の佐藤心美/杉本希もまた2回戦に勝利するなど、順調に初日を終えた。
2日目は8強決めまでが行われ、熾烈な戦いが予想される。3年ぶりの全日本選手権、どのペアが頂点を立つのか、楽しみでならない!