3年ぶりの開催となった第77回天皇賜杯・皇后賜杯全日本選手権大会が10月21日に香川県総合運動公園テニス場、高松市亀水運動センター庭球場にて始まった。各大会の上位進出ペアが男子は187ペア、女子は167ペアがエントリー。そして、もっとも過酷な日といわれる大会2日目は、男女ともに32本決め~8本決めまでが行われた。
激戦の男子。中でも、地元香川、尽誠学園高3年ペアの宮本颯人/黒坂卓矢、1、2年ペアの坂口生磨/野本凌生、インハイチャンプの高田商業、野口快/菊山太陽がベスト16入り。年上ペア相手に食らいついたが、僅差で敗れて8本入りならず。しかし、持てる力を存分に見せつけての好プレーが随所に見られた。
第1シードの船水颯人/上松俊貴(稲門クラブ/NTT西日本)は、8本決めで船水雄太/九島一馬(AAS Management/ミズノ)との対戦をG⑤―2で制し、着実に3日目に進出した。第2シードの内本隆文/内田理久(NTT西日本)は2日目、失ゲーム0でのベスト8入りとなった。
また、女子は初の皇后賜杯を狙う第1シード、高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)と、中川瑞貴/石井友梨(ワタキューセイモア)のベテランペアは2日目3対戦を快勝し、3日目へコマを進めた。
取材・文◎八木陽子 写真◎牛島寿人