TOPICS
大会
2022.11.26

【ジュニアジャパンカップ】各クラスのシングルス王者決まる! U-17男子は中学3年生の植田璃音(清明学園中)が優勝

第17回ジュニアジャパンカップ「競技者育成プログラム(Step-4)」◎11月25~28日/生目の杜運動公園テニスコート、清武総合公園テニスコート

関連キーワード:
中学1年時よりも身体も成長して、これから期待が大きい植田

 11月25日から始まった第17回ジュニアジャパンカップ「競技者育成プログラム(Step-4)」は26日にシングルスが行われて、それぞれのカテゴリーで王者が決まった。

 生目の杜運動公園テニスコートではU-17、U-14男女が戦った。シングルスで経験豊富というわけではないが、個人的にこだわりのある選手たちが頂点に立った。

 U-17男子は植田璃音(清明学園中)が決勝で足利颯太(岡山理大附高)を破った。植田は中学3年生で、途中下半身の疲れからかメディカルタイムアウトも取ったが、その後は準決勝で中学の先輩、安達宣に競り勝つなど収穫の多い1日となった。

 女子は藤井優羽(和歌山信愛高)が決勝で実績豊富な杉本希(広島翔洋高)をファイナルで破った。常に追いかける展開で、本人は「ミスしないように」と話したが、打ち負けない気持ちを前面に出して戦ったのが印象的だった。かつてU-14では準優勝だったが、今回は頂点に届いた。

U-17女子優勝の藤井

 U-14男子は塚本光琉(朝日丘中)が多くの引き出しを駆使して、経験の少ないシングルスで自身のテニスを貫いた。決勝では地元の増田汰一(高城中)にG④-0で勝利した。女子は決勝戦で野間結菜(昇陽中)が松本怜奈(取手一中)にG④-0で勝利。ストロークで攻め続けて、逃げなかった。U-14優勝の2人は今後もシングルスでの成長が期待できそうだ。

バックカットも使うなど、多彩さが印象に残った塚本

これからシングルスにも期待できる野間

 清武総合公園テニスコートで行われた-U-20はシングルスで実績を残す選手たちが決勝を争った。男子は矢野颯人(早稲田大)と橋場柊一郎(高田商業高)が決勝進出、高田商業高の先輩後輩対決となった。一本のラリーの重みを感じる長い試合を制したのは矢野だった。ファイナル5-6で先にマッチを握られたが最後は意地を見せた。

 女子はシングルスで実績豊富な濱島怜奈(國學院大)が頂点に立った。年下の向かってこられる相手に対し一本一本のラリーを長くし、「しぶとくポイントをとることを今大会の目標」と話した濱島。決勝も三重高の松岡琴美を寄せつけず、シングラーとしての強さを見せた。

将来性の高い矢野颯人

シングルスとして各年代で多くのタイトルを獲得してきた濱島怜奈

U-20
▼男子決勝
矢野颯人(早稲田大)G④-3橋場柊一郎(高田商業高)
▼女子決勝
濱島怜奈(國學院大)G④-1松岡琴美(三重高)

U-17
▼男子決勝
植田璃音(清明学園中)G④―2足利颯太(岡山理大附高)
▼女子決勝
藤井優羽(和歌山信愛高)G④-3杉本希(広島翔洋高)

U-14
▼男子決勝
塚本光琉(朝日丘中)G④-0増田汰一(高城中)
▼女子決勝
野間結菜(昇陽中)G④-0松本怜奈(取手一中)

取材&写真◎後藤優太(U-20) 取材◎福田達 写真◎上野弘明

注目の記事

映画『案山子とラケット ~亜季と珠子の夏休み~』
ベースボール・マガジン社
ベースボール・マガジン社
ソフトテニス・マガジンお詫びと訂正