今大会では、小学生トップ選手たちの声を拾うソフテテニス・マガジン独自のアンケートを実施した。「ピンチのとき、自分に言い聞かせる言葉は?」という質問では、個性豊かな声が聞こえた。
1位 「冷静に」など心を落ち着かせる言葉
回答でもっとも多かったのは、「冷静に!」「大丈夫!」という平常心を自分に促す言葉だ。西の家入天(山口)は、「力を抜いてリラックスするようにしています」と話し、同じく西の那須柚月(京都)は、「ジャンプして心を落ち着かせます」と、焦りから離れる方法を教えてくれた。
2位 何も考えない
一方、西の坂口未怜(三重)のように「考えすぎると力が入るので、何も考えないようにしている」という声も多かった。これには西の藤井一花(岡山)、近藤萌海(愛知)、佐々さこ(愛知)も同意している。東の吉田唯杏(福島)は、「今のミスは捨てて次!」と気持ちを切り替えているそうだ。
3位 「強気!」など攻撃を意識した言葉
もちろん緊迫した場面だからこそ「強気!」「攻める!」と攻撃を意識した言葉を言い聞かせている選手も少なくなかった。「先に攻めて、ちょっとでも早くボールを取りたいから」とは、西の稲垣亜瞳(岐阜)。東の富塚涼雅(福島)は、「次の1本とるぞ!」と気合を入れ、西の森川真帆(兵庫)らは「先行!」と話していると明かした。
4位 「ミスらない」という言葉
大事な場面で自分がミスして相手に得点が入ることだけは避けたいという思いから、「絶対ミスらない」「諦めない!」と粘りを意識しているのは、西の大平庚凱/濱﨑広太(福岡)。東の菅野怜太(山形)は、「いつも通り、入れていこう!」と自分に話しかけているという。
5位 その他「楽しいぞ~」「集中!」
トップ選手だからこその前向きな回答も。東の鈴木佐禄(栃木)は、なんと競った場面では、「楽しいぞ~」という言葉が思い浮かぶのだとか。たしかに、こう話せば、ファイナルゲームのデュースも楽しめそうだ。また東の中村司(東京)も「やればできるっしょ」と前向きだった。このほか「集中しろ!」という声も多かった。
小学生でも、トップ選手だからこそ、大変な場面を乗り越えるための言葉を持っている。ぜひ参考にしてほしい。