【第63回東京インドア】インハイ個人王者がトップレベルに挑戦! ④竹田茉由(三重高)の体感したことと収穫
ルーセントカップ第63回東京インドア◎1月15日/東京体育館
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日本を代表する男女8ペアの選手が集結し、第63回ルーセントカップ全日本大会(東京インドア)が開催され、熱戦が繰り広げられた。今年も連盟・主催者推薦枠として、昨年夏のインターハイ個人戦を制した男女それぞれのペアが出場した。彼らが、国内トップレベルと対戦し感じたことと、全国の中学生へ向けてメッセージをもらった。第4回は竹田茉由(三重高)選手。
――大会を振り返ってください。
緊張感はありましたが楽しめました。みなさん応援ありがとうございました! 最終戦(笠井/久保戦)では、笠井選手の中ロブとダブルスの展開力に苦しみましたが、ゲーム終盤では思いきって攻めて1ゲームとれたので良かったです。
――印象に残った試合はありますか。
高橋/半谷戦です。攻めに絡んだボールの決定率がとても高いなと思いました。高橋選手のカットサービスの時のレーシーバー側が感じるプレッシャーは予想以上のものでした。サービスがバウンドする時には二人で前にいるので、「どこへ打っても決められてしまう」と感じてしまいます。こういう陣形をとるペアとは今までも対戦したことはあるのですが、サービスの精度と、ダブ前の圧がすごかったです。
――普段から頭を使うことを心がけているとのことですが、具体的には。
普段の練習の時から、頭を使ってやる。ということです。例えば、単純な反復練習であっても、この後どうなるのかとか、どうしたいのかと展開を頭で描きながら練習しています。
――中学生へのメッセージを。
試合では、「(自分たちに)できることを全力で」やることです。簡単なようですが、試合になると、舞い上がって、普段(練習で)出来ていないことや、やったことがないプレーをしたりして、勝てる試合を落としたりすることもあると思います。そういうことがないように、普段の練習では、自分にできるプレーと、できないプレー(できる場面や確率)を意識しながら頑張って下さい。
今大会を振り返り、「楽しかったです!」と終始笑顔で応えてくれた。予選ブロックの最終戦では、高校の先輩でもある久保選手との対戦で、「このままで終われるか!」と終盤に攻める展開を仕掛け1ゲームをもぎ取った。明るさの中にも芯の強さを感じる逸材だ。学生ソフトテニス界にまた一人楽しみな選手が増えそうだ。