2021年、22年とコロナ禍により中止を余儀なくされていた全日本インドア選手権大会が、3年ぶりに復活! 昨年の大会で優れた成績を残した選手たちが、丸善インテックアリーナ大阪に集結し、頂点を目指して白熱の戦いを繰り広げた。
予選リーグを勝ち抜き、男子決勝トーナメントへと駒を進めたのは、船水颯人/上松俊貴(稲門クラブ/NTT西日本)と内本隆文/内田理久(NTT西日本)、橋本旭陽/広岡宙(三重高クラブ/NTT西日本)、上岡俊介/丸山海斗(Up Rise)の4ペア。そして、準決勝の結果、船水/上松と橋本/広岡が決勝進出を果たした。
注目の決勝戦。橋本/広岡は2ゲーム目までを連取して流れをつかんだかに思われたが、ここから船水/上松が2ゲームを取り返すと、それ以降は一進一退の展開に。厳しいゲームが続くなかでうまくいかないことも多く、「ネガティブな気持ちが出てきてしまった」と船水はいうが、「2人で話しながら、少しずつ攻略法などが見えてきた」と上松。
船水/上松はG3−4から第8ゲームを奪うと、ファイナルゲームを⑦−3で締めて、ペアとしては初めてとなる全日本インドアのタイトルを獲得した。
▼準決勝
船水/上松 ⑤―3 内本/内田
橋本/広岡 ⑤―1 上岡/丸山
▼決勝
船水/上松 ⑤―4 橋本/広岡
取材・文◎吉井信行 写真◎藤井勝治