初の世界ランキング認定試合「2023 インターナショナル ソフトテニス チャンピオンシップ」は、2月11日、第2日目が沖縄県・那覇市の奥武山公園庭球場で行われ、一般男女シングルスの準決勝、決勝戦が行われた。
NTT西日本勢が準決勝を独占した男子は、第1シードの上松俊貴が初代王者に輝いた。決勝の相手は、昨年の全日本シングルスの決勝で対戦した内田理久。同い年の粘り強いストローカーは、G0-3から3ゲーム連取で勝負をタイにするしぶといプレーを披露し、ファイナルゲームでも先にリードを奪った。しかし、上松はビハインドの場面でも「気持ちで押し続けた」と攻めの姿勢を失わず、逆転で優勝をもぎとった。
女子は昨年のインカレ単のチャンピオン、浪岡菜々美(日本体育大)が、2018年アジア大会優勝の高橋乃綾(どんぐり北広島)をG④―2で下して初優勝を果たした。「厳しい戦いになると思っていたので、優勝できてうれしい」とはにかんだ浪岡。定評のあるフットワーク力に粘り強さを加え、最後までミスを抑えてコートを走り抜けた。
なお、この優勝で2人は、来年、韓国で開催される予定の世界選手権出場権も獲得。世界を制すための準備をじっくりと進めていく。
【一般男子シングルス順位】
優勝 上松俊貴(NTT西日本)
2位 内田理久(NTT西日本)
3位 本倉健太郎(NTT西日本)
4位 林佑太郎(NTT西日本)
【一般女子シングルス順位】
優勝 浪岡菜々美(日本体育大)
2位 髙橋乃綾(どんぐり北広島)
3位 鄭竹玲(台湾)
4位 黄詩媛(台湾)
【シニア男子40シングルス順位】
優勝 國場幸野(名護スポーツ)
2位 Worranun Ratthapobkorrpak(しらかべ)
3位 エチゴヤ・タカシ(浦和あづまクラブ)
【シニア男子50シングルス】
優勝 スギヤマ・シノブ(スフィーダテニスクラブ)
2位 イシイ・ヤスヒロ(ENEOS)
3位 カワハラ・ナオヒロ(NEXUS)