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【YONEX CUP札幌国際】男子は林韋傑/歐子鴻(台湾)が圧巻の優勝、女子は高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)が有終V

ペアとして最後の個人戦を優勝で飾った高橋/半谷

 3年ぶりの有観客での開催となった「YONEX CUP 2023 国際札幌大会」が2月26日(日)、北海道札幌市の北海きたえーるで行われた。台湾からの招待選手や国内の有力ペアを中心に、北海道連盟や札幌連盟の推薦選手を含む、男女各16ペアが出場。冬の札幌で熱戦を繰り広げた。

 船水颯人/上松俊貴(稲門クラブ/NTT西日本)ら計7選手が病欠となり、急遽、出場選手が変更になった男子。決勝は林韋傑/歐子鴻の台湾ペアと、水木瑠/端山羅行(早稲田大)が激突した。

 試合は終始、ダブルフォワードを仕掛けて圧力を掛け続ける林/歐ペアに対し、水木/端山も豊富な運動量とカバー力で粘り強く応戦する展開。ゲームカウント2-2からの緊張感あふれるデュース合戦を7-5で制した林/歐ペアが、そのまま押しきって頂点に立った。

実力を発揮した林韋傑発揮した

男子2位は水木/端山。普段はペアではないが、急きょ組み、戦った

 女子決勝では、高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)と貝瀬ほのか/渡邉絵美菜(ヨネックス)が対戦した。高橋/半谷が強烈なボレーと狙いすましたレシーブで2ゲームを先取。サービスで1ゲームを返して粘る貝瀬/渡邉ペアだったが、最後はデュースを6-4で制した高橋/半谷ペアが、予選リーグから決勝トーナメントまで5戦全勝で有終の美を飾った。

 また、表彰式では引退セレモニーが行われ、優勝した半谷と、ワタキューセイモアの中川瑞貴、石井友梨の3選手に花束が贈呈された。

女子2位の貝瀬/渡邉。コンスタントに力を発揮してナショナル入りしたペア

●男子ダブルス結果
①林韋傑/歐子鴻(台湾)
②水木瑠/端山羅行(早稲田大)
③佐藤奨吾/岡田侑也(とわの森三愛高)
④林田和樹/髙月拓磨(ヨネックス)

▼決勝
林韋傑/歐子鴻(台湾)④-2水木瑠/端山羅行(早稲田大)

▼準決勝
林韋傑/歐子鴻(台湾)④-1佐藤奨吾/岡田侑也(とわの森三愛高)
水木瑠/端山羅行(早稲田大)④-2林田和樹/髙月拓磨(ヨネックス)

●女子ダブルス結果
①高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)
②貝瀬ほのか/渡邉絵美菜(ヨネックス)
③鈴木理奈/白﨑ひかる(東京女子体育大)
④中川瑞貴/石井友梨(ワタキューセイモア)

▼決勝
高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)④-1貝瀬ほのか/渡邉絵美菜(ヨネックス)

▼準決勝
貝瀬ほのか/渡邉絵美菜(ヨネックス)④-2中川瑞貴/石井友梨(ワタキューセイモア)
高橋乃綾/半谷美咲(どんぐり北広島)④-1鈴木理奈/白﨑ひかる(東京女子体育大)

 

 

取材・文◎能登亨樹 写真◎伊東雄一
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