全国の中学生が三重県伊勢市に集い、男女の団体戦と個人戦(シングルスとダブルス)で日本一を争う『第34回都道府県対抗全日本中学生ソフトテニス大会』。2日目の3月28日は男子の団体戦と女子の個人戦が行われた。
シングルスは男子に続いて朝日丘中の選手が優勝
屋外コートの伊勢市市営庭球場で行われた女子個人戦は、前日に続いて快晴の下での戦いに。ただ、これも前日と同じく風が強く吹く時間帯があり、選手たちが苦心する様子も見られた。
シングルス決勝は、伊藤美咲華(愛知・朝日丘中)と松本怜奈(茨城・取手第一中)の対戦となった。序盤は伊藤が主導権を握り、第1G、第2Gをデュースの末に制してリード。しかし松本も第3Gから反撃に転じ、3G連取で王手をかけた。
だが、ここから伊藤が奮起し、第6Gを0で奪い返してファイナルに持ち込むと、勢いに乗って⑦-2で勝利。前日に男子シングルスを制した塚本光琉に続き、女子でも愛知・朝日丘中の選手が優勝を果たした。
ダブルス決勝は、野間結菜/竹田羽花(大阪・昇陽中)と東郷ゆいか/山口優菜(奈良・式下中/奈良育英中)の近畿勢対決。第1Gをデュースの末に奪った野間ペアが、第2Gは0で制してペースをつかんだ。
東郷ペアも反撃を試みたものの、野間ペアは最後までスキを見せずに0勝利。昨年の全中個人戦を制している竹田(平尾叶/)が、ともに同大会の団体戦優勝メンバーである野間と組み、春も日本一に輝いた。
なお、三重県営サンアリーナ、三重交通G スポーツの杜 伊勢 体育館では男子の団体戦が行われた。決勝は北海道選抜と大阪府選抜の対決となり、北海道選抜が勝って頂点に立っている。
取材・文・写真◎石倉利英