春の高校日本一を決める第48回全日本高校選抜大会が、愛知県名古屋市の日本ガイシスポーツプラザで開催されている。今年は男女別日程の開催となり、3月29日は女子の1日目が行われた。
2日目は3回戦から
例年は全3日間で男女の競技が並行して行われるが、今年は3月27日と28日に男子のみで競技を実施し、29日から女子の競技がスタート。史上3チーム目の3連覇を目指す東北(宮城)は、初戦の2回戦で日大藤沢(神奈川)と対戦し、③-0で勝って2日目に駒を進めている。
昨年のインターハイ団体戦を制し、今大会第1シードの和歌山信愛(和歌山)も2回戦からの登場で、済美(愛媛)と対戦。2番までに勝利を決めた後に3番が敗れたものの、②-1で勝ち上がった。今大会直前の全日本私学選抜の団体戦で優勝している須磨学園(兵庫)も同様に2回戦が初戦で、学法石川(石川)に③-0で勝利。2連覇を果たした2018年以来の優勝を目指す三重高(三重)は、初戦の2回戦で高岡商業(富山)を③-0で退けている。
この日は1回戦を勝ち上がった4チームのみが2試合を戦い、唯一の2勝を挙げたのが山陽学園(岡山)。初戦で八戸工大一(青森)を下すと、2回戦ではシード校の昇陽(大阪)を相手に2番までに勝ち抜きを決め、②-1で2日目に勝ち残った。
2日目の30日は3回戦以降が行われ、準々決勝、準決勝、決勝を経て日本一が決まる。2日目は例年、準々決勝以降の3試合だったため、1試合多いトーナメントを勝ち抜く体力面もポイントになりそうだ。
取材・文◎石倉利英 写真◎矢野寿明