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【第22回全国小学生】3年ぶりに通常開催へ。6種目で新チャンピオンが誕生!

男子6年生シングルス優勝の田中暖人(安城ジュニア)

 各都道府県で推薦された小学生を中心に904名がエントリーした小学生の春の祭典。新型コロナウイルス感染予防のため、ここ2年、学年の区別がないダブルスのみで頂点が争われたが(2019年度は中止)、3年ぶりに男女6年シングルス、5年ダブルス、4年以下ダブルスの6種目で頂点が争われた。

 6年生の男子シングルスで圧倒的な強さを見せつけたのは、夏の小学生大会を制覇した田中暖人(愛知・安城ジュニア)だった。夏を終えると「シングルスでも優勝したい」という思いが沸き上がり、「1日1回は必ずシングルスの練習をした」という熱の入れ方で、今大会にかけてきた。

 その思いは確実に結実し、中村司(東京・稲城ジュニア)との準決勝、鈴木佐禄(栃木・一本松Jr)との決勝は、どちらもG④―0の圧勝。「磨いてきた」というバックハンドのツイストが絶品で勝機を引き寄せた。試合後、愛嬌よく笑った田中は、「全中でも優勝する」と力強く誓っていた。

 6年女子シングルスは、夏の全小で圧倒的な強さを見せた大武夢菜/大武姫菜(ともに福島・二本松ジュニア)が双子決戦を実現。G④―2で妹の夢菜に軍配が上がった。

 勝負所の2ゲーム目を振り返り、敗れた姫菜は、「あそこでもうちょっと粘れていれば……」と悔やんだが、「2人で決勝戦で戦えて楽しかった」と笑顔。夢菜も「パパとママにきょうだい対決を見たいといわれていたのでうれしい」と喜びを語っていた。

女子6年生シングルス優勝の大武夢菜(二本松ジュニア)

■男子6年生シングルス
優勝:田中暖人(愛知・安城ジュニア)
準優勝:鈴木佐禄(栃木・一本松Jr)
3位:中村司(東京・稲城ジュニア)、桐山柊介(埼玉・わかくさ)

■女子6年生シングルス
優勝:大武夢菜(福島・二本松ジュニア)
準優勝:大武姫菜(福島・二本松ジュニア)
3位:安保美桜(秋田・秋田市ジュニア)、平野亜樹(千葉・かずさスマイリーズ)

■男子5年生ダブルス
優勝:丹羽悠弦/山内航太(愛知・安城ジュニア)
準優勝:髙橋七瀬/松浦大志(宮崎・都城アトムジュニア/清武ジュニアC)
3位:細見悠真/藤井逞尚(兵庫・龍野ジュニア/明石ジュニア)、菊地煌成/熊谷光輝(岩手・水沢大鐘ジュニア)

男子5年生ダブルス優勝の丹羽悠弦/山内航太(安城ジュニア)

■女子5年生ダブルス
優勝:和田明花音/辻田麗夢(兵庫・上郡ジュニア)
準優勝:下田百花/西場莉夏(東京・FSTA)
3位:房野瑠衣/村山由奈(大阪・堺市スポ少)、柿沼美咲/清水優月(群馬・箕郷スポ少)

女子5年生ダブルス優勝の和田明花音/辻田麗夢(上郡ジュニア)

■男子4年生ダブルス
優勝:八重樫琉映/菅原志馬(宮城・長命ヶ丘JST)
準優勝: 笹原太陽/庄司真太朗(東京・稲城ジュニア)
3位:前場朔/桑野寛太(福岡・男塾Jr/Shingu-JST)、小松崎翔空/戸口侑隼(茨城・常陸太田スポ少/MCD)

男子4年生ダブルス優勝の八重樫琉映/菅原志馬(長命ヶ丘JST)

■女子4年生ダブルス
優勝:馬島涼歌/中川心愛(兵庫・上郡ジュニア/伊丹ジュニア)
準優勝:穐山紗和/山ノ内瑞貴(香川・丸亀スポ少・善通寺JSC)
3位:斉藤凛鈴/加藤叶琉(茨城・豊浦)、津山華子/本庄明莉(京都・八幡スポ少)

女子4年生ダブルス優勝の馬島涼歌/中川心愛(上郡ジュニア/伊丹ジュニア)

取材・文◎鈴木快美 写真◎藤井勝治
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