『第30回全日本シングルス選手権大会』が、5月13日(土)からの2日間、岡山県の備前テニスセンターで開催された。昨年を上回る309名の選手がエントリーした男子は、上松俊貴がパートナーであり最大のライバルである船水颯人との決勝に勝ち、2年連続で栄冠を獲得した。
準決勝で丸山海斗をストレートで下した上松は、決勝戦でも船水を圧倒した。船水との厳しいラリーのなかからも、うまく前後に揺さぶってコートを広く使った上松。第1ゲームを④−0で奪って試合の流れをつかむと、そのまま3ゲームを連取してG④−0。
「僕は去年も優勝していますが、前回は颯人さんが欠場していた。今回、こうして決勝で対戦して勝てたことがうれしい」と、上松は強敵を倒しての2連覇に笑顔を見せた。
▼決勝
上松俊貴 G④−0 船水颯人
(NTT西日本) (稲門クラブ)
▼準決勝
上松俊貴 G④−0 丸山海斗
(NTT西日本) (Up Rise)
船水颯人 G④−1 広岡 宙
(稲門クラブ) (NTT西日本)
取材・文◎吉井信行 写真◎牛島寿人