5月13日(土)から岡山県で開催されていた『第30回全日本シングルス選手権大会』は、14日に備前テニスセンターで大会最終日を迎えて、男女ともに決勝戦までが行われた。その結果、女子は志牟田智美(東芝姫路)が初の頂点に立った。
雨の影響を大きく受けた今大会。優勝候補たちも序盤で脱落するなか、志牟田は準決勝で上野小町にG④−3で競り勝つなど、接戦を制しながら決勝進出を果たした。決勝の相手は、準々決勝で前回チャンピオンの高橋乃綾を破る番狂わせを起こした東京女子体育大の4年生・山田葉七。
決勝戦は志牟田がG3−1とリードを奪い、勝負あったかに思えたが、ここから山田も驚異的な粘りをみせてG3オール。ファイナルゲームもデュースまでもつれる接戦となったが、「最後の最後で気持ちを切らさずにいけた」と志牟田が勝ちきった。「これまで獲ったことがないタイトルなのですごくうれしいです」(志牟田)
▼決勝
志牟田智美 G④−3 山田葉七
(東芝姫路) (東京女子体育大)
▼準決勝
山田葉七 G④−0 宮前希帆
(東京女子体育大) (広島翔洋高)
志牟田智美 G④−3 上野小町
(東芝姫路) (ナガセケンコー)
取材◎吉井信行 写真◎牛島寿人