2023年度のインターハイは北海道を舞台に、ソフトテニス競技は苫小牧市で戦いが行われる。男子は7月23~25日、女子は27~29日に予定されている。すでにその予選が各地で始まっている。
岡山県では6月3、4日に個人戦、1週後の10、11日に団体戦が実施され、男女のインハイ出場校および出場ペアが決定した。
男子は個人戦で上位8強を独占した岡山理大附が、団体戦でもチームとしての総合力の高さを誇示して32回目の優勝を果たした。準決勝の倉敷工戦は1番を落とし、2番の足利颯太/島谷楽空もG1-2と先行されるなど苦しい戦いを強いられたが、重圧のかかるこの場面で底力を発揮。極限の緊張感が漂う中、たくましい精神力で難局を乗り切って逆転で勝利すると、岡山南との決勝は1年生の常味真人/本間優作が1番でG④-3と大きな勝利を挙げ、流れを引き寄せる。2番の足利/島谷は序盤から快調にポイントを重ねてG④-1で快勝し、連続出場を「8」に伸ばした。
RESULTS
▼男子団体
第1位 岡山理大附
第2位 岡山南
第3位 倉敷工、関西
ライバル決戦は今年も白熱!
毎年全国的に注目される女子団体戦は、今年も就実×山陽学園のライバル決戦となった。試合は1番で就実のキャプテン、西村紀咲/髙島心菜が森田すず/松本遥菜をG④-2で振り切り先勝。個人戦決勝と同じ柴田凛/山本萌衣紗と馬島沙英/辻田莉夢の顔合わせとなった2番は、G1-1で迎えた第3ゲームを長いデュースの末に就実ペアが⑨-7でものにし、一気に主導権を握る。そのまま第4、5ゲームを1ポイントも与えることなく押し切り、緊張感に満ちた接戦を②-0で制した。
RESULTS
▼女子団体
第1位 就実
第2位 山陽学園
第3位 岡山南、倉敷中央
取材・文◎直江光信 写真◎福地和男 協力◎岡山県高体連ソフトテニス専門部